風を切る赤い電車 深川俊一郎
2年前のちょうど梅雨時に、一時代を築いた名車が静かに去って行きました。
私鉄一形式最多を誇ったこともある、京浜急行1000形。私が子供の頃から最も好きだった私鉄車輛です。
今回は、少しマニアックなブログになりますが、お付き合いください。
今年も折り返し地点を迎えた今日、時の流れの速さを感じながら、少しブルーな思いで、赤い電車を振り返ってみました。
そしてまた明日から、前を向いていきたいと思います。
快走!
フォトジェニックな電車だと思います。大きな窓と、赤に白いライン。サイドビューの重量感と軽快さのバランスが何ともいえません。
快速特急が山あいや街中を100Km以上で走り抜けるスピード感は、なかなかのものです。
CONTAX RTSⅢ Tele-Tessar 200mmF4 T*
風を切る赤い電車
京浜川崎を出発した上り特急は、フルノッチで加速して、多摩川の鉄橋にけたたましい金属音を響かせながら、そのまま六郷土手を通過してゆきます。
傾いた陽射をサイドに反射させ、一陣の風のごとく去ってゆくのです。
CONTAX S2b Distagon 25mmF2.8 T*
大きなドア
時代遅れとなってしまった片開きドア。京浜急行では、故障の頻度が半分という理屈があってのことでしたが、今は800形に残るのみです。
6×6版スクウェアの画面にとてもよく収まるスタイルでした。
HASSELBLAD 500CM Planar CF 80mmF2.8 T*
« ゆずと行く・・山形交通高畠駅 伊勢新一郎 | トップページ | 国王陛下の記念列車 タイ 服部一人 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 遅い秋-小湊鐵道2024 深川俊一郎(2024.11.09)
- 路面電車紀行-処暑の熊本市電2024 深川俊一郎(2024.10.27)
- 路面電車紀行-変わりゆく広島電鉄2024 深川俊一郎(2024.10.15)
- 暑すぎる夏-三岐鉄道北勢線2024③ 深川俊一郎(2024.10.03)
- とけそうな夏-小湊鐵道2024② 深川俊一郎(2024.09.21)
コメント