春爛漫-小湊鉄道 深川俊一郎
今、房総半島が熱いです。
いすみ鉄道のキハ52125・久留里線のキハ30、そして昭和の鉄道風景がリバイバルではなく現状のまま保存されている小湊鉄道。
季節は少し出遅れましたが、小湊鉄道が1年で一番の賑いをみせる春からスタートし、少しずつ追い付きたいと思います。
うたたね
全く人懐っこい猫があちらこちらに・・・静かに目を凝らすと、そこには猫たちが小さな駅に溶け込み、同化していました。
気まぐれな猫と定刻に来る鉄道・・・その相反するコンビネーションがとても気に入っています。
HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
黄色い海
地元の方が苦労して、見事な菜の花畑を咲かせています。頭上の満開の桜も見事ですが、目の前に広がる菜の花の黄色い海は、息を呑むほどです。
とても私ごとになりますが(ブログということでお許しください)今から38年前、昭和49年にこの地(養老渓谷付近)を訪れています。
小学校5年の私は、フィールドでの鉄道写真撮影に目覚め、何度目かの撮影行(もちろん東京近郊・日帰り)に、この地を選んだのです。
受験勉強で忙しいはずが、友人を巻き込んで・・・KONICA C35 FLASHMATICにネガカラーで、一応三脚に乗せて緊張の一瞬でした。
まだ昭和40年代が終わっていない頃、既にその風景・列車に誘われて(実際は雑誌等で見て旅愁に駆られたということでしょうか)訪れたわけで、その頃の風情を未だ残している小湊鉄道は、とても偉大だといえるのです。
そんな遠い記憶を胸に、遅ればせながら、小湊鉄道再デビューを果たしたのでした。
HASSELBLAD 201F Sonnar C 150mmF4 T*
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コメント
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菜の花の香りって、数本で咲いているときと、群生してる時だと全く感じ方が違うと思います。菜の花畑の中にいると、もはや香りでなく息苦しささえ感じてしまう強力な空間を作っていますよね・・私だけかな? 小湊の作品は見た瞬間「息苦しさ」がよみがえりました。
投稿: ベッサホイ | 2012年6月17日 (日) 20時49分