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2012年10月

2012年10月30日 (火)

TOKYO RAILWAYS -編集後記-

お付き合いいただいた感謝の気持ちと、明日への思いを込めて…


この度は、特別企画 TOKYO RAILWAYS シリーズ全6編をご覧いただきまして誠にありがとうございました。8月末、メンバーの中から、鉄道記念日に向けて何か特別なブログ展開が出来ないだろうか・・・という声があがり、その頃、良きライバルで鉄道仲間のグループのブログオープンが予定されていたこともあり、写真展をするような意気込みでこの企画は始まりました。
被写体は身近な東京の鉄道を選び、メンバー各々が自分なりにテーマを決めて、協力し合いながら撮影を進め組み上げてゆくという方法をとりました。
我々にとって、久しぶりの共同制作ということもあり、みな撮影にエキサイト。海外出張の合間を縫っての撮影行だったメンバーもおりましたが、とても充実した作品制作でした。
今回の撮影を通じて改めて感じたことは、東京は広い、そして被写体がたくさん足もとにある、なんて魅力的な都市なんだろうということでした。
これからも各メンバー、作品の品質向上に努め、多くの皆様に愛されるブログを目指してまいりますので、今後ともご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

レイル・オン特別企画 TOKYO RAILWAYSプロデューサー 太和田光一郎



それぞれのTOKYOは…

01k__2この企画の話しがあって真っ先に思い浮かんだテーマは、東京の鉄道が生き生きと快走する、カッコいい姿のショットでまとめるということでした。タイトルの「Fresh」は「爽やかな」と訳し、私が感じる東京の街をイメージしました。
中でも今から2年前、アメリカでコダクロームの現像が終了するという時に、芝浦で撮影したモノレールの写真が、今回のテーマにうまく合い3枚程使用していますが、長い間、愛用していたKRを使った最後のカットで、生涯忘れることの出来ない写真です。
それと、もっとも手こずった写真は
6枚目のフィッシュアイのカットでした。なにしろ、信号待ちの人物とモノレールとのタイミングが合わず、4回撮り直しているのですが、満足のいくものは結局1枚も撮れずに締め切りを迎えました。
と、いろいろありましたが、今回の企画の特写は、この夏の爽やかな思い出となって私の心の中に残っています。
                                   太和田光一郎


T800kan今回の企画は各自テーマを宣言してから、撮影する手順にしていましたが、私も悩んだあげく、今年完成したばかりのスカイツリーを取上げない訳にはいかないと思い、エイヤ!で「塔」にしてしまいました。しかし、考えてみると、スカイツリーと東京タワー以外にどんな塔があるのか?それが鉄道風景として成立するのか?というあてもない状況でしたので、慌ててWebで調べたり、メンバーに共作をお願いしたりで、かなり冷や汗ものでした。
しかし、2.3日もすると状況は好転し、メンバーから多くの情報が寄せられ、都内に塔は結構多く、しかも鉄道風景として撮影可能ということが判ってきました。まさにチームワークの賜物です。
撮影は順調に進み、早い段階でトップとラストのカットが出来上がったときは、本当に安心しました。特にラストカットは、こんな写真があったら、と夢想していたもので、実際にこの情景に出会ったときは、かなり興奮しました。最終的に多くのカットがメンバーから提供されて完成しています。まさに持つべきものは仲間!ということを実証した企画だったと思います。
                                    伊勢新一郎



120460_2旅先の空気を背負ったまま東京駅に着いた時、あまりの人の多さに目が回り、せわしなさに一瞬放心状態になってしまいます。
それは、昔、夜行列車で朝東京に入った時の、身の置き所のない空しい気持ちに似ています。
東京の鉄道に特別な感慨はなく、美化しようとも擬人化しようとも思っていません。では、何を撮って、どうまとめようとしたのか?

・ファンではなく、利用者の一人として、少し距離を置いてみよう。
・本編でも触れましたが、どんな絡み(交錯)があるのか、ぼんやり眺めてみよう。
・そこに無機質な冷たさ、つまらなさを見つけよう。
何とも抽象的で消化不良な感じですが、そう意識すると、今でも色々な発見があり、もっと撮っておけばよかった!と後悔します。
その続きは…おそらく撮ることはないでしょう。そういいながらも、この先ブログで何気なくサラッと出てくるかもしれませんが…

                                    深川俊一郎


2012_09_17__0075普段東京にいても、行ったことない場所に行く、いい機会になりました。
最近はJR私鉄とも相互乗り入れが当たり前になって、ホームで電車を待っていると、思いもよらない離れた路線の駅名を掲げた列車が入ってきます。
一方で、ターミナル=終着駅 という雰囲気が感じられる駅は減ってきているような気がします。
自分が想う終着駅のイメージを探してあちこち散歩しました。

                                     服部一人


121024_001_30Tokyoの鉄道の色を拾い集めようと思い、駅の構内やホームをうろうろしました。あちこちに反射する色が面白く、普通ならレンズを向けないような車両の側面、柱や床に向かってカメラを構えている姿は、きっと周りの人からは「あの人、なにしてるんだろう?」と不思議がられたことと思います。ある日、ホームの端っこに、とてもきれいな青い反射を見つけ、ブルーが好きな私は「おおっ!」と近寄りましたが、それはジサツ防止のために気持ちを落ち着かせるブルーのライトが手すりに写っていたもので、ちょっと複雑な気持ちになりました。たくさんの人、たくさんの事情が交差するTOKYOならではですが、鉄道がそういうふうに使われるのは残念なこと・・・。
いつも笑顔の似合う鉄道、そういられる世の中であって欲しいなと願います。
                                     梅村貴子



T60kan《お詫び》
○立ち寄り場所…記憶にございません。
○キャプション…頭が痛く思い付きません。
○すべては、『ゆず』が知り得ることです。。
                    浜島栄





ロケ地

JR…東京・上野・有楽町・浜松町・品川・池袋・錦糸町・浮間舟渡
   飯田橋-市ヶ谷・池袋-大塚・渋谷-恵比寿・赤羽-東十条
東京メトロ…永田町・豊洲・四谷三丁目
東京都交通局…三ノ輪橋・御成門・西台-高島平
東急…渋谷
小田急…新宿
京浜急行…品川
東武…スカイツリー・浅草・北千住・大師前
東京モノレール…天王洲アイル
ゆりかもめ…新橋・お台場海浜公園-芝浦ふ頭
りんかい線…大井町
線路から少し離れて…東京タワー・丸の内・秋葉原・お茶の水・有楽町・芝浦・羽田空港・
              
八潮


使用機材

Canon F-1  FD 20-35mmF3.5L
Canon EOS 5D Markll  EF 24-105mmF4L IS・EF 70-200mmF4L・
          Makro-Planar T* 50mmF2
CONTAX T3  Sonnar T* 35mmF2.8
CONTAX S2b  Distagon T* 25mmF2.8・Sonnar T* 135mmF2.8
Lumix GX1  PZX14-42mmF3.5-5.6・
                 Lumix G 14mmF2.5・Lumix G Vario 7-14mmF4                
Lumix TZ-10
Nikon F3  ED17-35mmF2.8
Nikon F4  50mmF1.4
Nikon D2X  DX12-24mmF4・ED300mmF2.8
Nikon D4  16mmF2.8・ED16-35mmF4・ED24-70mmF2.8・ED70-200mmF2.8・
       ED300mmF4.5・RF500mmF8・TC-X1.4
Sony Cybershot RX100  Vario-Sonnar T* 10.4-37.1mmF1.8-4.9



Special Thanks

東京の皆さん
ゆず号



25:00を過ぎる頃、東京の鉄道にもつかの間の休息が訪れます。
そして皆が起きる頃には、再び何事もなかったようにいつもの姿で迎えてくれます。
さあ、今日も出かけましょう。無数に伸びるレールに思いを馳せて…

B

2012年10月28日 (日)

TOKYO RAILWAYS - OMAKE -

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B__4_4                                     Omake   企画 ・ 撮影 : Rail-On
                                             作成 : Takako  Umemura

2012年10月26日 (金)

TOKYO RAILWAYS -酩酊ゾーンの誘惑-

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ふと目を覚ました日曜日の午後。
夢の中で次々と車両たちが出てきて僕を呼んでいた。

ここ数日の徹夜仕事でやけになって飲んだ1杯のモルト。
ひどい酩酊感のまま、部屋を抜け出し白日の街に飛び出した。

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T30kan

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気がつくと、黒い犬が1匹、先を急ぐように歩いている。
思わず後ろを追いかける。

いつしか、懐かしく儚ない記憶の場所へ・・・

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記憶がよみがえる・・・幼な心に吹いていた風の匂い
列車の往来きにさえ ときめいていた あの頃。
時の流れが 僕も車両たちも変えてしまったけれど、
いまもここに吹く、心地良い風・・・

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黒い犬がふいに振り返る。
その顔が心なしか笑ってるように見えるのは気のせいだろうか。

もう少しばかり、この時間を楽しんでいこう。

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すっかり日も暮れてきたし酔いもさめた。
今日1日でずいぶんリフレッシュできた気がする。
これで明日の仕事も頑張れそうだ。

撮影 : レイルオン  
企画 ・ 構成 : 浜島 栄、伊勢新一郎

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2012年10月24日 (水)

TOKYO RAILWAYS -Tokyo Railway Colors-

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      TOKYO

街はカラフル

そして、鉄道も駅もがたくさん

に反射して増殖し

心の中でさらに増幅する

鉄道も人も の中を走り続ける・・・

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                                          企画・構成 : 梅村貴子

2012年10月22日 (月)

TOKYO RAILWAYS -ターミナル-

ターミナル

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ターミナルは終着駅 そして始発駅
人が集まり また出て行く
いま着いたばかりの列車も これから出発する列車も 
つかの間のひとときを過ごす

東京の それぞれの場所で 毎日繰り返される ターミナルの日常




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撮影:レイルオン
企画・構成:服部一人



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2012年10月20日 (土)

TOKYO RAILWAYS -Crossing-

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2012年10月18日 (木)

TOKYO RAILWAYS -塔のある風景-

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今年、スカイツリーが完成した。東京タワーも健在だ。
見渡すと東京には様々な塔がある。
皆、それぞれのミッションを持って働き続ける・・・
鉄道もそう。

鉄道と塔、どちらも機能的でありながら、
多くの人を惹きつける「何か」を持っている。

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どこまでも続く鉄路への期待感と
天に向かう塔たちの潔さが、
東京の風景と融合している。

きしむレールと風の音・・・

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いつものように1日が終わり、そして明日がくる。

時間と空間が織りなすダイヤグラムが、
いまもどこかで、魅力的な風景を繰り広げている・・・

撮影:レイル・オン
企画・構成:伊勢新一郎

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2012年10月16日 (火)

TOKYO RAILWAYS  -Fresh Tokyo Railways-

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                 超高層ビルの谷間に爽やかな風が吹き抜けてゆく。

                    列車たちは、様々な表情を見せながら現われ、

             その姿に私たちは、一瞬のうちに魅了されてしまうのです。

     そんなカッコいい、爽やかな東京の鉄道の素顔を表現してみました。

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                                   企画・構成:太和田光一郎

                                         撮影:レイル・オン

2012年10月14日 (日)

TOKYO RAILWAYS  -Contents-

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2012年10月12日 (金)

ゆずと行く・・スーパームーン  伊勢新一郎

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今年は世紀の天体ショーの年で、空を見る機会が多くなり、
思わぬ発見や感動もあったと思います。

この満月も今年5月の時のスーパームーンで、普段の14%も大きく、
明るさは30%増しているそうです。
難しい理屈はともかく、存在感のあるお月様に素直に感動したいものです。

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さて、明後日14日は鉄道記念日です。
私たちレイルオンもこの機会に企画を考え、普段と違った
作品作りをいたしました。

どうか、14日からの特別企画をお楽しみいただきたく、
よろしくお願い申し上げます。

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2012年10月10日 (水)

キハに乗りに行く。 ひたちなか海浜鉄道 湊線   服部一人

少し前に、ひたちなか海浜鉄道湊線を訪れた。
お目当ては当然、週末の旧型気動車です。
JRで勝田駅に到着すると、すでに隣のホームにはキハ205が停まっていた。跨線橋をわたって近づいていくと、ガラガラガラガラ‥‥ というジーゼルのアイドリング音がにぎやかに聞こえてくる。僕くらいの世代だと、もうこの音だけで懐かしさがわいてくる。子供の頃はローカル線に行くと、だいたいこんな気動車だった。
中に入ると、リノリウムの床や天井の扇風機、青色のモケットシートなど、例によって僕の琴線に触れるディティールが満載だ。

今日は旧型車が2両走るのでファンの姿が多い。車内にも同業者が多いし、沿線にも三脚がたくさん並んでいる。向かいの席に座った観光客とおぼしき二人連れの方から、「きょうはお祭りか何かあるんですか?」と聞かれた。
「みんな、この気動車が目当てなんですよ。この鉄道はこれで有名なんです。」とご説明すると「はー、そうですか。」と感心していた。

終点、阿字ケ浦まで乗車を楽しみ、その後引き返して中根まで戻る。有名な金上までの一駅分を歩きながら写真を撮る。この区間は人が集まるだけあってロケーションがいい。旧国鉄色の気動車もよく似合う。しかし車でも鉄道車両でも、古いものは何かとお金がかかる。こうして人が集まって観光資源になって少しはお金が落ちるだろうが、旧型車の維持管理はたいへんだろう。大井川鐵道もいすみ鉄道も、さぞご苦労だと思う。これからもこういう情景が見たいと思えば、せっせと乗らなくては。

東京から軽く日帰りで行ける、こういう鉄道はありがたいです。一日ですっかり気分よくリフレッシュしました。



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阿字ケ浦駅は昔から雰囲気があまり変わっていないように思う。このガランとした駅周辺の風情が好きだ。

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那珂湊

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2012_06_17__0130旧型車もすばらしいが、このキハ3710もグリーンのツートンがいい感じ。   中根~金上

EOS5DMk2 24~105/4


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2012年10月 8日 (月)

Night Walker  濱島 栄

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夜から抜け出ることもできないでぐずぐずとするうちに
でんしゃがぼくによびかける
「でておいでよ明るいせかいに」

これはゆめかまぼろし?
ぼやっとする頭をかかえてあるきだす

ぼくの啓蟄  秋だけど・・・

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121008_004使った機材・ぼくの頭のスクリーン

2012年10月 7日 (日)

予告編 レイル・オン特別企画 「TOKYO RAILWAYS」

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2012年10月 6日 (土)

遥かなる旅愁-燃える秋  深川俊一郎

旧盆が過ぎると急速に風が涼しくなり、駆け足で9月が去ってゆけば、10月に入って一瞬の輝く秋がやってくる・・・
北海道の秋は短く、厳しい冬を前にした、精一杯の明るさを演じているようにもみえます。


10059
秋色光彩


紅葉は枯れるか枯れないかの瀬戸際が美しいと信じています。
北海道の秋の雲は動きが早く、どんより重く垂れこめた隙間から迎え撃つように鋭く陽がさし、それは一瞬にして山々を燃やしてゆく。

石北本線 生田原-常紋 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

11053
薄暮の道


緩やかにカーブを描いて丘へ続く道には、夕方の柔らかい光がとてもよく似合う。
あの丘の向こうには、どのような夕景が広がっているのだろう。

石勝線 東追分-川端 HASSELBLAD 201F Sonnar C 250mmF5.6 T*

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残照遥か


遠くに冷たく光る三日月が二つ。
とっぷりと陽が暮れると、すっかり寂しくなる、北海道の秋の夕刻。

石勝線 川端-滝ノ上 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

2012年10月 4日 (木)

見なれた街Ⅱ  太和田光一郎

新船橋駅周辺の新しい街づくりが今たけなわです。

駅西側には、今年2月に大きなショッピングモールが完成し、賑わいを見せていますが、ここ東側は、広大な工場跡地にマンション・病院・ショッピングセンターなどが建設されるという一大プロジェクトです。来年、完成の予定です。

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2012.7.31 東武野田線 新船橋駅周辺 

Nikon D4  16-35mm F4G

2012年10月 2日 (火)

LongDistance  梅村貴子

ぷんたろうと行く、北海道の旅 

9月中頃のある日、愛車プント(ぷんたろう)と相方(326・さぶろう)と、新潟からフェリーに乗って北海道(道央から道東)をまわる旅に出ました。所々で鉄道や駅舎を眺めながらの旅・・・、を綴った気楽な記事です、ご笑読頂ければ幸いです。

○常紋編

121002_001_4

定番のS字カーブを私は初めて訪れました。この峠は線路敷設やトンネル工事において、本当に悲惨な歴史があるところです。今、こうして楽しく鉄道写真が撮れるのも、その方達のおかげです。
貨物撮影の前日午後に下見として一度現場を訪れましたが、その際には国道沿いの慰霊碑も訪れ、一礼をしました。

撮影ポイントは、開けていてきれいなS字ラインです。たくさんの方が訪れるのも納得。

ご挨拶代わりにぷんたろうのドア越しに一枚。

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121002_003_2

途中には、きれいな白樺林もありました。


 

貨物撮影の当日、途中停車が長いので、早いうちに峠前で一回撮影。
玉ねぎ貨物とぷんたろう!

121002_004(瀬戸瀬-遠軽)

その後、例の撮影ポイントに向かうため、国道から左折して進むぷんたろうの前には、おそらく同じ目的だろうと思われる東京のナンバーの車がいます。

ここからポイントまで6kmくらいですが、大部分がダート道なので、車高の低いぷんたろうはスピードが出せません。あれよあれよという間に、前の車は見えなくなりました。

さて、撮影場所に着くと、平日の朝早いのに既に4台の車がとまっています。

121002_005

皆さん、もう三脚を立て終わって、車内で待機したりしています。
そうするうちに、貨物の前に特急が1本通過していきます、が、ほとんどの方は特急には見向きもしません。すごい徹底ぶりだと私は感心しました。
うれしそうに特急にカシャカシャとシャッターを切る私は「ふっ・・・」と笑われていたかも・・・。

そして、お目当ての貨物の写真、私は皆さんよりほんの少し左側から狙ってみました。セレクト時に、手前の線路のラインがきれいだったのであえてそれが多めに入っているものにしました。天気のいい朝の空気の中を、貨物がゆっくりゆっくり上ってくるのを見るのはとても気持ちの良いものです。

121002_006

121002_010帰りがけ、ダート途中の踏切にて。
中・警報機に写るぷんたろう    下・秋の気配  (生田原-金華

余談ですが、その後、北見の街中のホームセンターに車を止めていたところ、さきほど撮影ポイントにいらしたセリカが隣に来て、「常紋にいらっしゃいましたね(^^)」と、声をかけて下さいました。

ぷんたろうはやっぱり目立つねぇ・・・。

Canon EOS 5DMarkll   
EF17-40mm f4 ・ EF24-105mm F4 ・ EF70-200mm F4 EXTENDER 1.4

Sony Cyber shot RX100                         Thanks 326

2012年10月 1日 (月)

ナローゲージの電車 近鉄内部八王子線 三岐鉄道北勢線   服部一人

内部八王子線には思い出がある。
当時は名古屋に住んでいたのでご近所なのだが、中学1年の時に初めて訪れた。大切にしていたペンタックスSPFにSMCタクマー55ミリだけのシンプルな機材。今では小学生だってデジ1にズームレンズを使うだろうが、当時の中学生としては、まぁこんなもんだ。

その日は終点内部まで乗って到着後ホームで写真を撮っていると、いま乗ってきた電車の運転手さんが
「写真撮ってんのかぁー、おっちゃんも撮ってくれやー。」
と親しげに話しかけてくれた。電車の前で1枚撮影したが、子供で知恵が回らなかったのか、名前や住所を聞くでもなく、向こうのおっちゃんも別に何か言うでもなく、さっさと行ってしまった。その場はそれだけのことだった。
あとで現像して気に入った写真を何枚か暗室でプリントしているときに、このおっちゃんの写真も、ご本人に差し上げなくてはいけないような気がしてきて1枚プリントした。

数ヶ月後、自分でプリントした黒白写真を持って、また内部に行った。しかし名前も知らないので、当時はまだ有人駅だった内部の駅員さんに写真を見せて事情を話した。すぐに
「あー、○○さんや。次の電車で来るから、ここで待っときなさい。」と言われた。

お目にかかって写真を手渡すと、おっちゃんも予想外だったのか、たいそう喜んでくれた。この運転手さんはすぐ折り返し列車に乗務するので忙しいのだが、「ちょっと待っててやー。」
と言って駅前にあった雑貨屋に入っていった。戻って来るとジュースや缶詰やお菓子などを「写真のお礼や。」と言って僕にくれた。
僕は写真1枚でこんなにお土産もらってしまって深く恐縮したのだが、喜んでもらえたことがたいへんうれしかった。

この当時の内部八王子線はまだ旧型車ばかりで連結器もピンリンク式だった。短いながらもナローのローカル電車の風情が満載のいい鉄道だった。いまでは遊園地のようなカラフルな車体ばかりだが、小型の電車なので、これはこれで似合っているのかもしれない。最近、近鉄が廃止の可能性も示唆した発言をしたあとだっただけに、今日は平日とはいえ何人かファンの姿を見かけた。また真夏に戻ったかのような暑さだが、カメラを持ってせっせと歩く。


P1000277

電車は変わったが、分岐駅の日永の三角ホームは昔のままだ。ここに2列車が到着し、交換していく。


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今回の機材は単焦点レンズ3本。最近までズームレンズを使うことが多かったのだが、近頃スタイルを変えた。理由は、まぁ気分だ。ズームレンズはちょっと飽きた。しばらく、これでやってみる。
フルサイズのボディに50ミリと100ミリ、それからマイクロフォーサーズに14(28)ミリ。三脚も持たない。
走行写真は一眼レフで撮って、広角はスナップショット用だ。手のひらにのるほどの小型のマイクロフォーサーズに、14ミリのパンケーキレンズは実にコンパクト。これに光学ファインダーをつけて使っているのだが、手に持ったときの感触は、一眼レフからライカに乗り換えたときのような身軽さを強く感じる。


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日永〜南日永

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日永〜南日永

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内部〜小古曽

北勢線はどこに行こうか迷ったけれど、結局いつもの有名な3連アーチ橋がある楚原〜麻生田に来てしまった。太陽が少し傾いてきていい感じになってきた。三岐鉄道色の黄色い電車が青空によく映える。電車は近代化したけれど、ここのロケーションは相変わらずすばらしい。電車に乗っていると楚原を発車して短い切り通しを抜けると、パッと視界が開けて広々とした景色に変わる。気持ちのいい場所だ。


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P1000307


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 3枚とも楚原〜麻生田

Canon EOS5DMk2 EF100/2.8  Makro Planar50/2   Panasonic LumixGX1 LumixG14/2.5


撮影のあと関西本線で名古屋まで出て、すぐに新幹線に乗った。先ほどまでのガタゴト揺れる小さな電車の余韻をまだ体の中に残しつつ、時速270キロで深夜の東京に向かう。

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