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2012年11月

2012年11月29日 (木)

有軌電車のある街  深川俊一郎

12月の声を聞くと、大陸は底冷えのする日々が続きます。
張り詰めた街の空気に、吊り掛けモーターの重い音が響き渡ります。


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青く冷たい朝

青味がかった冷たい空気には、エンジ色の車体がよく映える。
街ゆく人は、いつでも急ぎ足だ。

大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*


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軌道輝く

運転手も車掌も若い女性が多い。
カラフルな手袋をはめて、鈍く光るマスコンハンドルを操作する手つきは、とても手慣れている。

大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*

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寒い日

洋服やアクセサリーは、華やかな色が多い。
気分だけでも暖かくなるものだ。

大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*

2012年11月27日 (火)

ゆずと行く・・ひたちなか海浜鉄道  伊勢新一郎

Htt1kan

10月の記事に触発されて、
ゆずもひたちなかの美しい気動車に会いに行きました。

訪れたのは、よく晴れた日曜の午後、
超有名撮影地で午前中が順光の場所です。
比較的すいている午後ということもあり、
ゆずも自由に散策でき、楽しそうです。

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今日はキハ2000の2連と3710の2連が交互にやってきます。
いずれも会いたかった車両たちです。

国鉄色の旧型車両は本当に素晴らしいですが、
平成の新型車両のベージュとグリーンの塗装も
負けず劣らずたいへん美しく魅力的です。

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HPでは運用車両が明示されており、また比較的本数も多いことから、
お目当ての車両を存分に撮影することができます。
本当にファンに親切な鉄道です。

ゆずの新しい定番コースとして、登場回数が増えると思います。

Lumix TZ-10、GX1+14-42mm

2012年11月25日 (日)

LongDistance  梅村貴子

121125_001JR北海道 石北本線 金華-西留辺蘂

 ・・・・・ 踏切2景 ・・・・・

踏切には警報機や遮断機がつきもの・・・。
それにしても、「警報」や「遮断」、と、なにやら厳しい言葉が使われているのであるが、本数のあまり多くない路線脇で、撮影のために車両を待っている時に鳴り出す警報機の音はホントに待ち遠しい。
まさに、きた〜〜〜!なのである。

警報機と言わずに、「わくわく機」や、「まだかな機」とでも呼びたいなと思うのは、私だけかなぁ。

121125_002遠軽町丸瀬布森林公園いこいの森 森林鉄道
満天の星空に霧がたちこめてきた・・・。

Canon EOS 5DMarkll  EF70-200mmF4L・ EF17-40mmF4L

2012年11月23日 (金)

見なれた街Ⅱ  長玉で遊ぶ  太和田光一郎

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先日、近くを走るJR総武線の朝のラッシュ時を狙ってみました。 緩行線に快速、東京メトロ東西線、それに合間を縫ってNEX・房総特急・・・。何しろ、バンバンやって来ますので面白いくらいに簡単に並びが撮れます。

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ここでは、列車の振動で三脚が使えたものではありません。手持ちで振動を吸収しながらでの撮影です。 何の苦労もせずに、30分ほどの間に3本の並びが撮れてしまいました。

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2012.11.21 総武線船橋-西船橋間

Nikon D4  500mm F8

2012年11月21日 (水)

福岡の旅   服部一人

所用で福岡に行ってきました。
例によって、仕事の空いた時間を利用してせっせと近所の鉄道巡りをしました。
博多に着いて、「さて半日ほどの時間でどこに行けるものやら。」と考えましたが、まずは九州鉄道発祥の地、門司港でしょうという気持ちになって出かけてみました。門司港に行くのはこれが3度目ですが、前回は赤い50系客車列車がまだ健在の頃でしたから、もうずいぶんと昔のことですね。

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門司港駅の長いホーム。往時の繁栄がしのばれます。有名な駅舎は築100年を超えて9月から大規模修繕工事中。

今回のお目当ては九州鉄道記念館。門司港駅を出たら、すぐ右手に見えました。屋内外いろいろな展示がありましたが、一番目を惹いたのがキハ07です。何といっても正面のカーブした形状が最大のチャームポイント。レトロな雰囲気とともに穏やかで優しい感じがします。きれいにレストアされて車内にも立ち入ることができます。黒光りする木の床にモケットの座席ですが、今回発見だったのは座席の低さと小ささでした。実際に座ってみると、現代のクロスシートと比較して明らかに座面が低く、幅も狭いのです。今の大人2人が並んで座るのは少し窮屈かなという感じです。昔の人は体格が少し小さかったということでしょうか。

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キュートなキハ0741 おでこの大きなライトもかわいい。

翌日は、これまた半日ほどの時間を利用して筑豊へ。田川伊田と直方です。
ともに炭鉱で栄えたところ。2つの博物館を見に行きました。初めは田川伊田駅のすぐ裏手の公園の中にある田川市石炭歴史博物館。9600とセキ(貨車)が屋外に展示してあってお出迎えしてくれます。ここに来たお目当ては炭鉱用のトロッコ。電機、バッテリーロコ、ナベトロ、人車、さまざまな車両が展示してあってナロー好きにはたまりません。ほかにも炭住を再現した建物もあって、僕は住宅好きなので、こちらも細部までじっくりと見てしまいました。


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かつては側線が多数あった田川伊田駅。がらんとしたホームにアイドリングの音だけが響く。

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この手の車両には興味がつきません。





ゆっくり見ているときりがないのですが、田川伊田駅に戻り平成筑豊鉄道伊田線に乗って直方へ。初めての乗車ですが、意外だったのは直方まで全線複線だったことです。平成筑豊鉄道になってからJR時代より旅客運転本数を増やすなど、積極的な経営でがんばっている鉄道会社ですが、今の運転本数でも複線までは必要ないでしょう。ましてJR時代には旅客列車はもっと少なかったということです。これは炭鉱華やかなりし頃の貨物列車の運行密度がいかに高かったかということでしょう。

直方では駅沿いに少し歩いて直方市石炭記念館へ。こちらのお目当ては貝島炭鉱で働いていた大型のコッペル。僕は蒸気がいた頃の九州を知りません。貝島炭鉱も現役時代は見たことがありません。でもあの鉄道情景は幾多の写真で見て深い印象があります。今回やっと実物に接することができました。
この記念館では館員の方による、実に丁寧な説明を受けることができました。田川と直方のこの2つの博物館、有名な山本作兵衛の絵の展示もあり、炭鉱や筑豊のことだけでなく、ひいては明治以降の日本の近代化の歴史の勉強にもなります。鉄の人も、そうでない人もおすすめです。
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貝島のコッペル。動いているところを見たかった。

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せっかく直方まできたら、筑豊電気鉄道です。石炭記念館のあと、小走りに遠賀川の鉄橋まで。やわらかな夕日に間に合って、お気に入りの2000型連接車が運よくやってきた。

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地方都市によくある、少し古びた直方駅前の西鉄バスターミナル。こちらも味わいがあります。

さて、日が変わって、また半日でどこに行くかという算段です。今日は天気が悪く、撮影にはちょっと元気が出ませんが、まだ行ったことがない甘木鉄道に決めました。行き帰り同じではつまらないので、まず西鉄甘木線で甘木へ。到着後少し歩いて今度は甘木鉄道の甘木駅に着きました。構内をざっと見て近所の鉄橋へ。待つことしばし、甘木鉄道のレールバスと西鉄の電車が来ました。小雨が降り出して露出が厳しいので、軽く流し撮り。本降りになる前に駅に戻りました。
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 こういう旧国鉄色の塗りわけを見るとほっとします。

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今では単行のレールバスが行き交う甘木駅構内は、かつての長いホームが残っていました。C11が客車を引いていたころの写真も飾ってあります。

数日間の滞在で駆け足で回った鉄道。なんかこの旅行記だけ読んでいると、仕事せずに遊んでばかりいるような印象かもしれませんが、ちゃんと仕事して、その合間に遊びに行きました。念のため。なんてね。

Canon EOS 5DMk2  60D   EF17-40/4   Makro-Planar50/2

 

2012年11月19日 (月)

遅い秋-小湊鉄道  深川俊一郎

“関東一遅い紅葉”は養老渓谷の謳い文句。
小湊鉄道は、小春日和の中で静かに秋の盛りを迎えます。


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黄色い道と白い犬


黄色い道にあらわれた白い犬。どこからきたのか白い犬。
少し寂しそうな白い犬。追いかけても追いつかない白い犬。

小湊鉄道 里見-飯給 HASSELBLAD 201F Sonnar C 150mmF4 T*

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小春日和


「駅長さん、駅長さん。今度の汽車は何時ですか?」
「まあ、そう慌てずに、少し休んでいきなさい」
人の膝が大好きな、駅長と呼ばれているにゃんこ。

小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

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コバルトブルーの空


コバルトブルーの空を見つめていると
ふわりとからだが浮くような感じがして
ちいさな列車とともに
そのまま吸い込まれてしまいそう

小湊鉄道 月崎-上総大久保 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

2012年11月18日 (日)

写真展のお知らせ

みなさま、こんにちは。いつも小ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このたび、日本大学術学部写真学科卒業生の「鉄」によるグループ展が下記の要領にて開催されます。昨年から始まり、今年が2回目となる写真展です。レイル・オンからは梅村と服部が出品いたします。小さなギャラリーでのグループ展ですので、1人数点程度の展示となりますが、お近くにお越しの節はどうぞをお運びくださいませ。

写真展日時 2012年11月21日(水)〜12月3日(月) 廊11月27日(火)

      12:00〜19:00(最終日16:00)

会場    ギャラリーストークス

      東京都港区南青山6-2-10  TIビル4階 03-3797-0856

 http://gallery-storks.p1.bindsite.jp

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2012年11月17日 (土)

LongDistance  梅村貴子

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ぷんたろうと行く、北海道の旅 その2 

--- 北海道野付郡別海町 奥行臼駅 ---

平成元年に廃止となった標津線。
奥行臼駅は、木造駅舎や線路が廃止時のまま保存されています。

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駅舎内

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出札ガラス窓の中にはこのようなものが置かれていました。
機関車のサイドに書かれた文字は「UTOPIA」・・・

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駅入り口道路のはす向かいには、旧別海村営軌道が保存されており、奥行臼駅舎や一連の建造物と合わせて、別海町の指定文化財となっています。 

 

 

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121117_07_2 Canon EOS 5D Markll  EF17-40mm F4L ・ EF24-105mm F4L ・ EF70-200mm F4L
Sony CyberShot RX100                           Thanks 326

2012年11月15日 (木)

ゆずと行く・・丸窓電車  伊勢新一郎

M0kan 昭和2年に製造されたモハ5250は、
上田交通線で昭和61年まで活躍しました。
その名の由来となった丸い窓を持つユニークな車両として
人気が高く、引退後も3両全てが保存されています。

その中の1両が、ここ長野計器丸子工場の入口に、
工場の人たちの手で復元されて、
丸窓電車資料館として、静態保存されています。

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車輌はきちんと線路に置かれ、架線柱や信号機も設置して
今にも走り出しそうな情景を再現しています。
車内には当時の切符や案内板などが展示されています。

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さわやかな秋風の中を颯爽と走る・・・
往時の丸窓電車の印象がここに残されています。

LumixTZ-3

2012年11月13日 (火)

見なれた街Ⅱ  太和田光一郎

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休日に近所をランドスケープすると、心に感じる景色と出会える。

相棒は、1台のカメラとショートズーム。ポケットには標準ズームをしのばせている。至って気軽だ。

それに、無くてはならないのがPLフィルター。空を落とし、彩度も落とす。

すると、忘れかけていたコダクロームのあの渋い色彩が再現される。 

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2012.10.5~2012.11.7 東武野田線 塚田-馬込沢間  Nikon D4  16-35mm F4G

2012年11月11日 (日)

マウントアダプター遊び ライカレンズで鉄道を撮る   服部一人

近頃、巷で流行っているレンズマウントアダプター。私もマイクロフォーサーズカメラを買ったついでに遊んでみました。
あらゆるレンズとボディを組み合わせられると言えるほど、数多くの種類が市販されているマウントアダプター。私が買ったのはごくオーソドックスな、ライカMマウントレンズ→マイクロフォーサーズボディの組み合わせです。

今でもフィルムカメラのライカMボディは時々撮影に使うけれど、さすがにデジタル全盛の世の中では以前より出番が少なくなってきた。せっかくいいレンズが何本も揃っているのに、あまり使わないのはもったいない。というわけで50ミリf2のズミクロン と90ミリf2.8のテレ・エルマリートを持ち出してテストしました。マイクロフォーサーズに使うとちょうど焦点距離が倍になるので、どちらも望遠レンズということになります。


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       50ミリをつけた姿。     90ミリをつけたところ。
                  どちらも違和感なく、よく似合います。


まずは50ミリのズミクロン。最近話題の東武8000系を撮ってみました。結果は、すばらしい上がりでした。35ミリフルサイズのイメージサークルの真ん中の部分を使うマイクロフォーサーズだから、描写が良くて当然という気もしますが、なにしろ30年以上前のデジタルなどない時代に設計されたレンズです。それを最新のデジカメに使ってまったく破綻のない写り。周辺までシャープで発色もナチュラルです。歪曲、色収差はほぼ無し。その優等生的な描写に感心しました。これなら実戦に使えます。

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鐘ヶ淵 ズミクロン50/2 f4半 1/1250 ISO400 ノートリミング

50






中心部分の拡大



続いて90ミリのテレ・エルマリートも試しましたが、こちらも優秀。フィルムがデジタルのセンサーに変わっても、ちゃんときれいに写ります。なんか新しいレンズが増えて得した気分。これからは撮影行に持っていきます。
数少ない問題点は、絞り過ぎると回折現象でピントが悪くなります。どちらのレンズも最高の性能を発揮するのは絞り5.6か5.6半くらいまで。8を越えると解像力が落ちます。もうひとつの問題はピント合わせ。液晶を拡大して合わせますが、背面液晶では画素数が少なくてやりにくいですね。電子ビューファインダーがほしいところです。オートフォーカスではないので速写性はないですが、鉄道は置きピンで撮ることも多いので気にしないことにします。


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代田橋 テレ・エルマリート90/2.8 f5.6  1/640 ISO400  ノートリミング

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中心部分の拡大

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背景のボケ具合も普通にきれい。
上ズミクロン50/2 f2.8    下テレ・エルマリート90/2.8 f2.8


パナソニックGX1につけた姿もなかなかかっこいいです。軽い気持ちで始めたマウントアダプター遊び。好結果に楽しくなって、手持ちの他のレンズもいろいろ試してみることにします。世のカメラファンがマウントアダプターの深みにはまる訳がわかるような気がしました。用心して気をつけよう。

2012年11月 9日 (金)

奥会津より-晩秋の候  深川俊一郎

絶え間なく流れる下層の雲と、その都度繰り返される日差しと冷たい雨。秋冷という言葉で表わされる、冷たくも繊細な彩りは、やがて訪れる白の世界への序曲と思われます。

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秀峰現る


水の郷である只見町は、川と湖から発する水蒸気で霧が多く、天気予報は快晴でも、朝方はいつも低い雲に覆われます。
会津と越後の名峰、浅草岳が、早朝に珍しくその姿を現しました。頂はもう冬の装いです。

只見線 田子倉-大白川 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T*

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秋たけなわ


今はなき紅葉の只見川第7橋梁を、蒸気機関車が渡ってゆきます。
里の秋を絵に描いたようなその光景は、またいつか見ることができるのでしょうか…

只見線 会津横田-会津大塩 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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冬支度


短い秋の晴れ間を惜しむかのように、雪国の人々は冬支度にいそしみます。
この叶津の石橋は幸いにも無傷でしたが、列車が来る日は当分先のようです。

只見線 会津蒲生-只見 HASSELBLAD 500CM Planar CF 80mmF2.8 T*

2012年11月 7日 (水)

LongDistance  梅村貴子

 ・・・・・・・     雨もよう 2012     ・・・・・・・

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JR北海道   札幌駅 小樽駅

Canon EOS 5D Markll  EF 70-200mm F4L
Sony CyberShot RX100

2012年11月 5日 (月)

ゆずと行く・・久留里線  伊勢新一郎

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久留里線を訪れたのは、2年ほど前になります。
このとき約15年振りの訪問で、平山駅舎が新しくなっていたものの
時間が止まっているかのような感じがして、懐かしく思いました。

この日は、旧塗装のキハ30に出会うことはできませんでしたが、
今月末で現存のキハたち全てが、新型車両に置き換えになるとのこと、
あと1ヶ月もありません・・・

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久留里線は、ちょうど100年前の1912年に県営の軽便鉄道として開業。
その後、国の木原線構想(木更津~大原)のもと譲渡されましたが、
結局全線開通することなく現在に至っています。
(大原側の旧木原線は、いすみ鉄道として頑張っていて、この秋も
 旧国鉄の気動車(キハ28)を導入して、ファンを喜ばせています)

上の写真のキハ37も含め、全車一斉置き換えのようです。

K30kan

今月、何とかもう一度訪問したいと考えています。
その時は、東武8000系リバイバルカラーの記事と同様に
追記の形でUPいたしますので、よろしくお願いします。


Lumix  TZ-3

・・・・・・・・・・・・・

久留里線 再訪 (11月10日追記)

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この日も旧塗装キハ30に会えずでしたが
天気もよく、すすきも綺麗で、よい1日となりました。

Ku22kan

Ku80000kan

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K99kan

LumixGX1 14-42mm、45-175mm

・・・・・・・・・・・・・・・・・

旧塗装キハ30に会えました。(11月18日追記)

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ようやく出会うことができました。
午後の運用に入っていたようです。

時間帯も限られていましたが、日没ぎりぎりまで撮影する
ことができてホッとしています。

Km20000kan

Km3kan

Km4kan

Km5kan

ここまで長い記事になってしまいましたが、
この撮影で久留里線訪問は一区切りとしたいと思います。
おつきあいいただき、ありがとうございました。

LumixTZ10、GX1 14-42mm

2012年11月 3日 (土)

見なれた街Ⅱ  太和田光一郎

 この撮影地の近くに私の母校である小学校があり、4階にあった教室から列車がよく見えました。昭和48年、小5の時、初代スカイライナーAE車が試運転を始めると、時々通過するようになり、「スカイだ」と誰かが叫ぶと、授業中でもおかまいなしにみな立ち上がって見るほどの人気者でした。

 当時の地味な車両たちの中に、突如、現れた斬新な形の特急にみんなが憧れました。 

 その後、いよいよ暫定的な運用が開始されると、もう乗りたくて乗りたくて我慢が出来ず、ある日、友だち数人とこぞって上野に向かいました。仲間のひとりは買ったばかりのペトリの一眼レフを持参。上野を出ると一路、成田までノンストップということに、皆えらく興奮したのを憶えています。

 その頃、我家にはまだ写真機がなく、この興奮を収めた写真は一枚も残ってはいませんが、今でもAE車のカッコいい姿が楽しかった思い出と共に甦ってきます。

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2012.7.31 京成本線 船橋-海神間 この撮影地の近くに住む同級の友人が幼い頃、この駐車場になっているところには国鉄の引込み線があって、時々SLが入れ換えにやって来ていたそうです。

写真の二代目AE100形は、一日一往復、シティライナー(有料特急)として本線を快走しています。 Nikon D4  24-70mm F2.8G

Img008k__3

1991.5.4  引退間近のAE車。21年前、レイル・オン第2回グループ展用に特写した1枚  HASSELBLAD 500CM  CF80mm F2.8  TMY 

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2012年11月 1日 (木)

秋風が吹くと……。  阪堺電車 モ161  服部一人

暑かった夏も終わり、すっかり秋になると大阪の阪堺電車に行きたくなる。お目当ては、ご存じモ161型。戦前生まれの現役最古の路面電車だ。
冷房がないので夏の間はほとんど稼働しない。秋風が吹く季節になると出番が増え、来春までおもに朝夕のラッシュ時に活躍する。
阪堺電車は沿線の下町の雰囲気も楽しいし、この電車とともに醸し出す「昭和の風情」がたまらない。こんなすばらしい情景が21世紀の今に、普通に見られるということがありがたい。

普段東京にいる僕にとっては、大阪は独特の雰囲気を持った土地だ。飛行機に乗って台北の飛行場に降り立つより、新幹線に2時間半乗って新大阪に降りた時の方が異国情緒をより感じる。大阪に行くのは毎回楽しみだ。

モ161型の運用は朝晩が主体なので、昼間はあいている。恵美須町や南霞町からほど近い通天閣に出かけて大阪名物串カツを食べる。ついでに、
これまたレトロなスマートボールで少し遊んで、近所をぶらぶら。それから夕方の撮影に出かける。だんだんと露出がきびしくなるので、流し撮りや駅での停車中を撮ることが多い。よく行く駅は松虫だ。名前も面白いし、近所の家の庭先の延長のような雰囲気がまた楽しい。この駅の線路沿いに古い文化アパートを借りて、部屋の窓から古い電車を眺めていたら、どんな気分だろう。

一通り撮影が終わると、夕ご飯はいわゆる「粉もの」。たこ焼きかお好み焼きでビール飲んで1日が終わる。あー 大阪は楽しいねー。
夜は早くに休んで、また明日も早朝からがんばろう。


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帝塚山4丁目

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石津

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綾野町

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住吉


EOS5DMk2  28~70/2.8   70~200/2.8

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