有軌電車のある街 深川俊一郎
12月の声を聞くと、大陸は底冷えのする日々が続きます。
張り詰めた街の空気に、吊り掛けモーターの重い音が響き渡ります。
青く冷たい朝
青味がかった冷たい空気には、エンジ色の車体がよく映える。
街ゆく人は、いつでも急ぎ足だ。
大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*
軌道輝く
運転手も車掌も若い女性が多い。
カラフルな手袋をはめて、鈍く光るマスコンハンドルを操作する手つきは、とても手慣れている。
大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*
寒い日
洋服やアクセサリーは、華やかな色が多い。
気分だけでも暖かくなるものだ。
大連市電 CONTAX T3 Sonnar 35mmF2.8 T*
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大連市電3000形、どこかで見慣れた車体だなあ、と調べたら
昭和12年日本車両製の電車ではないですか。
ちょうど名鉄3400系「いもむし」や850系「なまず」と同い年です。
戦前の日車製なら、ここまで長持ちするのも納得。
この時代はいい電車がたくさんありました。
投稿: うしだよしゆき | 2012年11月29日 (木) 22時38分
うしださま。
いつもご覧いただきありがとうございます。
201系統は半数以上がまだ旧型車です。数年後の地下鉄開業が気になりますが…
海外でありながら、どこか懐かしい光景です。
投稿: 深川俊一郎 | 2012年11月29日 (木) 23時30分