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2013年1月15日 (火)

復活 蒸気機関車12号 N電  博物館明治村   服部一人

愛知県の博物館明治村の蒸気機関車12号が復活した。
僕は名古屋の生まれで高校卒業するまで住んでいたから、明治村は子供の時からなじみがある。小学校の遠足から始まって、今に至るまで何回も訪れている。いつもお目当てはこの汽車だった。2年前に長期運休すると聞いた時には、本当に復活する日が来るのだろうかと少し心配になったこともあった。
それがこのたび、約2年かけたボイラーの修復が完成したのだ。再び元気に走る姿を見に行ってきた。

ご存じのとおり、この汽車は1874年英国製。日本に鉄道が開業した2年後に輸送力増強のために追加輸入された由緒正しいものだ。車齢約140才。それが実際に走るのだからたいへんなことだ。まさに動くミュージアムピースそのものである。

この日は1日乗車券を買って何度も往復して乗車したのだが、実に静々とゆったり走る。実際の鉄道開業時には、新橋〜横浜間約29キロを53分かかったというから、表定速度は約33キロといったところか。
汽車のすぐ後ろの客車に座って、寒いけど少し窓を開けて「陸蒸気」の息吹を感じながら、車窓に見える数々の明治建築を眺めて、自分の知らない明治という時代に想いをはせる。

明治村には、もうひとつすばらしい乗り物がある。こちらもご存じ、京都のN電だ。2軸単車のガタゴト揺れる狭い車内で前の人と膝をつき合わせて座る。ガチャガチャとマスコンを回す音を耳に楽しみながら何度も乗車した。この電車もレストアのためにしばらく運休していたものが、昨年秋にめでたく復活していたものだ。

明治村を訪れる楽しみが両方とも復活して本当にうれしい。でも12号の他にも、もう1台9号というボールドウインの汽車がある。こちらもレストア待ちだ。N電も予備車の2号は少しくたびれた姿で留置してある。これも復活が待たれる。古い物の保存維持はたいへんなことだ。これからもせっせと訪れては、多少はお金を落とさなくては。

博物館明治村は、この他にも鉄道関連の展示がいくつもある。また数々の明治建築もすばらしい存在感の物ばかりだ。僕は建築も好きなので、ゆっくり見ていると1日かけてもとても時間が足りない。

この2月には、名古屋のあおなみ線で汽車が走る。もしお出かけの際には、ぜひ博物館明治村にも足を運んでください。おすすめの場所です。

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スタッフのコスチュームも明治の感じられる衣装だ。こういうディティールにも気を使って雰囲気を盛り上げている。


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冬の日差しを浴びて古典車両がたたずむ。


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車内もご覧の通りのいい雰囲気です。


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沿線に線路に近づける場所がないのが「撮り鉄」としては唯一の残念なところだが、駅のホームからでも走行写真は撮れる。


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雑木林の中を行くN電。線路に敷き詰められたかのような落ち葉が季節を物語る。


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運転席正面にはガラスがないので、冬の運転は風が冷たくてたいへんです。

Fuji X-E1 18-55/2.8-4   Canon EOS5DMk2  Distagon35/2

 

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