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2013年3月

2013年3月30日 (土)

レイル・オン さくらまつり -春爛漫Ⅱ-  太和田光一郎

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惜しまれつつ散る桜かな・・・。

JR中央線 市ヶ谷-飯田橋間   ① 2008.4.1  ②③ 2013.3.23 ④ 2012.4.10

Nikon D2X ・ D4  24-70mm F2.8  70-200mm F2.8

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2013年3月28日 (木)

レイル・オンさくらまつり -いすみの春-  伊勢新一郎

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今年の春は、急にやってきた感じがしますが
その陽気に乗せられて、ゆずも久しぶりの鉄道散歩です。

いすみの菜の花と国鉄型気動車が、さらに気分を盛り上げます。

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S300kan LumixTZ3,TZ10,GX1                                                                                                                                                                                                  

レイル・オンさくらまつりは、後半戦に続きます。
引き続きよろしくお願いいたします。

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2013年3月26日 (火)

レイル・オン さくらまつり  ー春色採集ー   梅村貴子

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上    JR東日本 山田線 箱石駅
中・下 JR東日本 米坂線

少し前の年、東北の遅い春に桜色を見に行きました。
今年も暖かな色に染まりますように。

Canon EOS 5D ・ 5DMarkll   EF70-200mm F4L

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2013年3月24日 (日)

レイル・オン さくらまつり -外濠に吹く春風-  深川俊一郎

私の最寄りJR駅は、普段は利用しないが直線距離で中央線の市ヶ谷か四ツ谷あたりになると思う。そして徒歩でJRの線路に一番早く行ける場所は、飯田橋-市ヶ谷間の、新見附橋だろう。
片道1Kmちょっとの、カメラを提げて表通りを通らずに、静かに散歩を楽しめるコースだ。にもかかわらず、昔から行くのは桜の時期ばかりであることに、改めて気がついた。
私にとって日常の中の非日常。ついこの間行ったような気がしても、それはもう1年も前のことなのである。
走る電車は少しずつ変わっているが、桜の華やかさは昔も今も変わらない。


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三人の春

外濠沿いは学校も多く、放課後の花見スポットだ。
転げるようにはしゃぎながら、桜咲く斜面を三人が下りてきた。

中央本線 飯田橋-市ヶ谷 ROLLEIFLEX V  Tessar 75mmF3.5 T PKR

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甘い風

外濠のほとりは爽やかに甘い風が吹き抜ける特等席だ。
そこにはオレンジ色の中央線がよく似合っていた。

中央本線 飯田橋-市ヶ谷 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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花吹雪の向こうへ

北風が吹くと、お濠端の花弁が一面に舞い上がる。
その儚さが潔く、桜らしい。

中央本線 市ヶ谷-四ツ谷 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

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2013年3月22日 (金)

レイル・オン さくらまつり 列車通過 桜の駅   服部一人

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この時、人々は桜に従って行動する。急に暖かくなって咲きはじめたと言ってはソワソワし、週末が見頃となれば、ほかの予定を後回しにしても花見に行かねばという気持ちになる。満開を過ぎて雨でも降ろうものなら、あ今年の桜ももう終わりかなと思う。すっかり葉桜になり、そよ風に揺れているになって、やっと桜の呪縛と支配が終わったのだと感じてホッとするのである。

電車に乗っていて桜のある駅を通過する。ぼんやりと外を眺めていたものが、一瞬車窓に見える春の淡い色を認めて、ふと我にかえる。


FUJI X-E1, XF18-55/2.8-4,  京王線代田橋

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2013年3月20日 (水)

レイル・オン さくらまつり -春爛漫-  太和田光一郎

                             豪華絢爛というに相応しい日本の美

   大勢の人々の心を和ませてくれる。そして、潔い散り方の見事さ・・・。

            今年も、桜の季節がやって来ました。

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上 : 2012.4.27 一畑電鉄 出雲科学館パークタウン前付近

中 : 2005.4.7 JR中央線 市ヶ谷-飯田橋間 まだ201系が活躍していた頃・・・。

下 : 2006.4.4 いすみ鉄道  日帰りの家族旅行の折に、今ではすっかりおなじみになった久我原-東総元間へ。この時の愛機は,私の初代コンデジCanon A620。翌年、九十九里浜で撮影中に海水をかぶり、現在は静態保存機になっています。

                                              Nikon D2X・D4 70-200mm F2.8  Canon A620

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2013年3月18日 (月)

ゆずとCameraとAOR(3)  伊勢新一郎

「東北に行ってきました」 

と 一言だけ添えられた年賀状。

これを見たとき、身体が震えました。
たったこれだけの文字がいろんなことを語ってくる。

ああ、涙が出てしまう・・・・・

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3.11の記憶・・・
あの震災で、多くの人が現地に駆けつけ、いや行けないまでも、
なにかしらの行動を起こしたと思います。

「東北に行ってきました」

この一言は、それを見事に言い表しているのではないでしょうか。

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じつは、ゆずが今年に入ってから足に怪我をしてしまい、新撮ができない
状況で、もともと少なかった写真のストックも底をつきかけています。

という訳で、この昭和歌謡シリーズにあいなっているわけですが、
皆様はお元気でお過ごしでしょうか?

今回は、このシリーズの3回目で最終回になります。
2月14日のモノクロ組写真のモチーフは、あらためるまでもないと思い
ますが、ユーミンの「春よ、来い」です。しかし、この曲は明らかに、
はっぴいえんどの「春よ来い」を意識して制作されたのだと思います。

ユーミンの「春よ、来い」はまさに、東北支援のテーマソングになっていて、
さらに冒頭の年賀状のこともあって、私も3.11に想いを寄せた組写真を
作ってみたいと思いました。

しかし、冒頭の事情で、使えそうな写真は昨年のGWに訪れたときの熱塩
での数カット。これで何が作れるのか思案しているとき、ふとユーミンの
「Miss Lonely」という曲が頭の中を流れました。

この曲、孤独な老婆の人生を歌っているのですが、聞いているととても
哀しい気持ちになります。この曲のイメージを手掛りに、形にしたものが
2月14日の組写真になります。

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さて「Miss Lonely」ですが、隠れた名曲としておススメですので、是非原曲
をお聞きいただきたいのですが、この曲が収録されているアルバム「時の
ないホテル」は、ユーミンアルバムの中で一番好きなアルバムです。

ユーミンは、ほんとにたくさんのアルバムを発表していますが、その中で
78年~81年頃のユーミンはAOR指向だったと思います。松任谷名義で
再デビューした「紅雀」から名盤「昨晩お会いしましょう」までのアルバムは、
今聴いても素晴らしい大人の音楽だと思います。さきほど紹介した「時の
ないホテル」はユーミン史上1番渋い(暗い)アルバムと言われていますが、
そこがいいと思っています。

さて、「時のないホテル」から半年後、今度は一転して明るくテンションの
高いアルバム「サーフ&スノー」が発表されますが、このアルバムには
驚かされます。1曲目からハイトーンの女性コーラスが前面に出て、曲を
リードしていきます。このアルバムの中では、いたるところでこの女性コー
ラスが活躍しますが、この声の持ち主が須藤薫さんです。

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須藤薫さんは、1979年にデビューし、翌年このユーミンのアルバムに参加、
一躍注目を集めました。自身の楽曲では杉真理氏とのコンビネーションで
60年代ポップスのテイストを80年代にみごとに再現。ポップスとロックン
ロールが絶妙なバランスで融合しているという意味で、ポップンロール
(POP'N ROLL)」という言葉がまさにぴったりです。

残念ながらヒット曲には恵まれない状況でしたが、実力を感じる楽曲群が
洋楽ファンの心をつかみ、根強いファンを獲得しています。

時に元気に時にしっとりと歌う彼女の声は大いに感性を刺激してくれます。
本当に力のあるボーカリストだと思います。
私もデビュー当時からずっと応援していました・・・

しかし、先日、彼女の訃報のニュースが流れました。

私は深いショックを受けてしまいました。
まだ58歳の若さでの逝去・・・

数々の名曲はいつまでも私の心の中で鳴り続け、決して忘れることは
ありません。心からご冥福をお祈りします。

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私のお薦めする須藤薫さんのベスト3曲
  1.緑のスタジアム (1982年)
  2.あなただけ I LOVE YOU (1980年)
  3.この恋に夢中 (1982年) 、恋のビーチ・ドライバー (1981年)

2については、大ブレイク前の大瀧詠一さんの提供曲で、氏の超名盤
「A LONG VACATION 」のプロトタイプともいえるナイアガラサウンドを聞く
ことができます。その名盤の1曲目で大ヒットにもなった「君は天然色」は、
元々は「あなただけ」に続く第2弾作品として須藤薫さん用に書かれた曲
でしたが、残念ながらボツになってしまい大瀧氏自らがレコーディングして
大ヒットした、ということです。もしこの曲を彼女が歌っていたらと思うと・・・

1の「緑のスタジアム」は主に作詞を担当している田口俊さんの曲ですが、
このサウンドはナイアガラ的で、須藤さんのボーカルの美味しいところを
使いきるメロディライン、ラストのサビで天に昇るような彼女のファルセット
も真骨頂。聴くたびに涙が出てしまいます。エンディングの花火のSEも
さらに効果的です。

3は盟友杉真理氏の曲で、ポップンロールの代表例。この当時ほとんどの
曲が杉氏のものであり、いずれの曲も二人の才能が高いレベルで融合して
いると感じます。バラードでは「裸足のままで」もお薦め。

この3曲だけでなく全てが永遠に大切にしたい楽曲たちだと思います。
須藤薫さん、素敵な歌声をありがとう。

・・・・

今回、完成していた原稿の後半部を書き直し、カメラの話をはずしました。
あまりにも個人的な内容になってしまいましたが、どうかお許し下さい。

引き続き、当ブログをよろしくお願いします。

2013年3月16日 (土)

奥会津より-閉ざされた田子倉  深川俊一郎

只見線田子倉駅は、田子倉湖畔北端に張り付くように存在する。
開業は昭和46年8月29日、只見-大白川間開通時で、この時をもって只見線は全通している。
昭和35年の田子倉ダム完成と同時に、かつての田子倉集落は水没し姿を消しているが、そのダム建設のために、昭和31年に会津川口から開通した専用線が、只見線の前身である。
田子倉の名称は、ダムと共に、人家の全くない無人駅として継承されたのである。
浅草岳登山口として、また新緑・紅葉の観光拠点としての性格が強く、特に並行する国道252号線六十里越が、12月から4月いっぱいは冬季通行止めとなるため、その間唯一の交通手段となり、春先の田子倉湖での釣り客にも重宝された。
平成13年から、12月~3月が冬季閉鎖となり、雪の田子倉は訪問が困難になった。そして只見町の反対を押し切って、本日平成25年3月16日のダイヤ改正をもって、静かにその歴史に幕がおろされた。



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駅前の国道は雪原と化す。平成4年の田子倉。


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快晴の浅草岳をバックにキハ58が行く。

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対岸からみた田子倉駅。このときは雪が少ない。


雪上の楽園

観光シーズンには車が行き交う駅前も、白銀の静寂が広がるばかり。
雪の装備がなければ表に一歩も踏み出すことができない駅があるだろうか・・・
真冬の浅草岳が姿を現すほどの穏やかな天気はひと冬に何度もないが、そんな日はまさに雪上の楽園である。

只見線 田子倉 minolta XD MC W.ROKKOR 24mmF2.8・35mmF1.8 KR・PKR


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国境のトンネルから一筋の光が差す。

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トンネルの向こうから終列車がやってきた。田子倉駅ホームにて。


薄暮の国境

越後と会津の国境にある六十里越トンネルを抜けると、そこは田子倉だ。
薄暮のトンネルから、列車のライトがさす瞬間が撮りたくて、吹雪の田子倉に降り立った。
吹きっさらしのホームには待合室もなく、周りは完全に雪に閉ざされている。カンジキを付けて深い雪の中を泳ぐようにかき分けてゆく。
夕刻の上り列車を撮影すると、数時間後の下りが最終列車となる。コンロでお湯を沸かして温かい飲み物をすすりながらひたすら待つ。
もし吹雪で列車が運休したら・・・かすかな恐怖が頭をかすめるが、只見方のトンネルがじんわり明るくなると、心底ほっとしたものだ。
昨今の大雪では運休が頻発しているが、ビバークの装備を持たずに冬の田子倉に降りるということは、今考えれば冒険である。
冬期閉鎖となったことは、乗客の身の安全を守るためには必須だったのであろうか・・・

只見線 田子倉 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8・MD TELE ROKKOR 200mmF4 KR


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大白川を過ぎると六十里越に向かっていよいよ山深くなっていく。

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田子倉は白く霞んでいた。一瞬の車窓。

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只見に着くと、雪壁が車窓に迫ってきた。


閉ざされた田子倉

姿を消す前に、田子倉をもう一度通りたくて、豪雪の只見線に乗った。もちろん列車は通過するので、何が変わる訳でもない。
ただ、雪に閉ざされたその前を通りたかったのである。
本日平成25年3月16日、時刻表からは、田子倉の駅名は確かに消えていた。

只見線 大白川-田子倉-只見 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

2013年3月15日 (金)

スイスの小さな鉄道 最終回 落ち穂拾い   服部一人

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                     クライネシャイデッケ 

自分の好みの鉄道だけを訪ね歩いて、短いながらもたいへん楽しい旅でした。スイスには小さな鉄道がほかにも沢山あります。帰って来たばかりで、あー、また行きたいなと夢想する日々です。

何がそんなに楽しかったのかと考えるに、まず鉄道網が広範に発達し、鉄道の旅そのものが、とても快適であるということがあります。今回はスイスレイルパスを使用しましたが、これは実に便利。
長距離の移動は新幹線のような特急列車を使いますが、広い座席に静かな車内。満員になるということもあまりないようで、予約の必要もそんなにありません。今回も勝手がわからなかった最初だけ座席予約しましたが、車内はすいていました。以後予約しませんでしたが、座れないということは一度もありませんでした。

思い立ったら列車に飛び乗って、気が向いたところで降りればいい。実に気楽です。このパスはスイス国鉄だけでなく、多くの私鉄でも有効ですし、登山鉄道なども割引になります。さらにチューリヒ、バーゼルなど大都市のトラムや地下鉄などにも使えます。旅の必需品でした。

朝、撮影に行く時に駅の構内でサンドイッチとコーヒーの朝食を買います。ついでにキオスクで鉄道雑誌も買います。目的地に行く特急列車では眺望のいい2階席に座って、美しい車窓風景を眺めつつ朝ご飯をゆったりと食べます。ときどきパラパラと雑誌をめくってみて、言葉はわからないけど、雑誌にはまだ見ぬ鉄道風景がいろいろ載っていて想像をかきたてられます。こんな楽しい車内を過ごしていると、撮影に来たはずなのに、このままずっと乗っていたいと思いました。

もちろん美しい景観は大きな魅力でした。空の青さと白い山々に心が吸い込まれるような気分になり、紅葉した森を見ては嘆息し、斜光の中で古い街並を歩いては陰影に歴史の時間を感じました。きれいすぎて、つい絵になる絵はがき写真を量産することになってしまいました。

旅の途中で目に留まった光景のスナップショットを何枚かお届けします。

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インターラーケンオスト


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ベルン

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ブロネィ


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ローザンヌ


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バーゼル


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ドモドッソラ


Canon EOS5DMk2, 60D, EF Macro100/2.8L, EF17-40/4L Makro-Planar50/2, Distagon35/2 



旅の最後は、列車を乗り継いで隣国イタリアのミラノに出て、ここから飛行機に乗って帰って来ました。実はミラノではちょっとだけ、魅力的なトラムの撮影を楽しみましたが、こちらは、いずれまた機会を改めて……。

2013年3月14日 (木)

スイスの小さな鉄道 8 リギ登山鉄道(VRB ARB)   服部一人

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山頂リギクルム駅に仲良く並ぶ赤と青の電車。見事な雲海が一面に広がり、海に浮かぶ島のように見える。


大きな地図で見る

リギ登山鉄道はヨーロッパ最初の登山鉄道だそうである。1871年開通というから140年以上前だ。
その時代にすでにこんな山の上まで鉄道を建設してきたのだから、いや大したものである。


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リギ登山鉄道は、実は2つの鉄道から成り立っている。終点はいずれも同じ山頂のリギクルムだが、一方はルツェルン湖のほとりのフィッツナウから出発するのに対し、もう一方はアルトゴルダウから出ている。終点ひとつ手前のリギシュタッフェルからリギまでの間は仲良く並んで複線のようにレールが敷かれている。フィッツナウ方面の電車は赤、アルトゴルダウ方面は青と鮮やかに色分けされている。

今回は両方の路線に乗ってみたかったので、まず
往きはルツェルンから船でフィッツナウへ渡り、そこから乗車した。帰りはアルトゴルダウに下山しようという算段である。あいにくと今日は雨降りだ。もう冬に近い季節だからかなり肌寒さを感じる。ふもとでこんなに肌寒いのだから、山頂まで登ったらどれほど寒いだろうかと心配になってきた。防寒着はしっかり着てきたが、せっかく写真を撮りに来たのだから、こんな天気では気分が盛り上がらない。

小雨が降る暗い天気の中、赤い列車はフィッツナウを出発した。2両編成の
車内は満員だ。隣の人と肩が触れるくらいに詰めて座る。ぐんぐんと高度が上がっていく中、小雨が霧雨になり、やがて雲の中に突入したらしく、真っ白の何も視界のない世界になってしまった。やれやれ、仕方ないなと思いながら観念して山頂を目指す。

ところがである。やがて霞が晴れて視界が戻ってきたかと思うと、うっすらと日が差し始めた。しめった霧の中を登り、肌寒い思いをしてきたが、日があたるとぽかぽかと暖かさを感じた。お日さまはありがたい。登るにつれてみるみる天気が回復し、リギシュタッフェルに到着する頃には見事な快晴になってしまった。そして眼下には、なんとすばらしい
輝くような雲海が広がっていた。

乗客からも歓声があがる。それはそうだろう。フィッツナウを出るときには暗い雨降り
で震えていたのだ。こんな快晴は想像すらしなかった。我々は雲の中を抜けて、その上に出たのだ。雲上の世界がこんなに美しいとは思ってもみなかった。登山鉄道では高度差があるので、ふもとと山頂では天候が違うということはあった。しかし、こんなにも劇的な変化は初めての体験だった。


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本日はお客さんが多いようで、ご覧のように3列車続行運転。

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こちらは少し古い電車と2軸のトレーラー。

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レトロな2軸のトレーラー。木製の窓枠がいい感じ。

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こちらは青色の少し古い電車。3灯並んだタングステンライトが美しい。



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併走区間を行く赤と青の電車。青い電車の背後がリギシュタッフェル駅。ここから鉄道は2つに分かれる。

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ルツェルンの交通博物館に展示してあるリギ登山鉄道開通時のSL.。縦型ボイラーがいかにもクラシックだ。

CanonEOS5DMk2  60D  EF Macro100/2.8L EF17-40/4L  Makro Planar50/2 

2013年3月12日 (火)

新幹線ランドスケープ  太和田光一郎

建設中の首都圏中央連絡自動車道の巨大な橋脚に相模線の軌道も困惑している様子です。

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2013.2.24 JR相模線 倉見駅付近  Nikon D4  24-70mm F2.8G

2013年3月10日 (日)

LongDistance *雪372レ*  梅村貴子

*****ラッセルに会いに、再び北の地へ*****

1月末の撮影行で撮れなかった正規の上りラッセルを見に(1月31日記事参照)、3月頭に再び宗谷地方に向かいましたが、今回も暴風雪と遭遇してまたもや予定通りに進めず…。よほど日頃の行いが悪いのか…。

結局、最終日にはおおよそ定時運行の   「雪372レ」   に会うことができました。稚内から音威子府までの間、撮影場所と積雪の関係で、前回のような迫力のあるラッセル模様とは行きませんでしたが、今回は静かな力強さが見られました。

Thanks 326氏(さぶろ-)、ありがとう ラッセル。

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JR北海道 宗谷本線 勇知-兜沼

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普通列車との交換をすませ、雄信内駅を出る後ろ姿

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天塩中川-佐久

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佐久-筏島

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音威子府駅を出て、街中を進む
    音威富士スキー場 上部より

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Canon EOS 5DMarkll  FE70-200mm F4L   EF24-105mm F4L
Sony Cyber-shot RX100

****** うめきちコラム ******

この日、定時近くの運行と言っても、豪雪のすぐ後のこと、数十分の遅れは致し方ない…。

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線路端でラッセル車や列車を待ちながら、舞い落ちてくる雪片を手袋で受け止めて、「雪ってホントにきれいな形をしてるんだなぁ、」と感心していたら、なんかふいに泣けてきた。

3月2日の暴風雪では、道東方面を中心に多くの方が亡くなられており、悲しみと、そして自分だけ楽しいことをしてる、と言ったような少し後ろめたい気持ちを抱えながら撮影をしていた・・・。
特に、湧別町で起きた、地吹雪の中でお父さんが自分の衣服を娘さんに着せて、暴風雪を背に受ける形で守りぬいたことには、本当に胸がしめつけられた・・・。「天国のお父さん、あなたが命を懸けて守った夏音ちゃんは無事でしたよ・・・。」

もちろんこのことだけではなく、車の中で亡くなっていた母子、凍死されたおばあさんや若い女性や・・・みなさん・・・。

明日は3.11 
自然は時に惨いことをするが、穏やかでいれば美しく荘厳で感動をもたらしてくれる。自然に敬意を表しながら、不慮の災難にあわれたすべての皆様の魂が安らかにありますよう、お祈り申し上げます。

2013年3月 8日 (金)

ゆずとCameraとAOR(2)  伊勢新一郎

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3月に入り、春が一気に近づいてきたようです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

今回はシリーズの2回目になります。
2月4日の記事、由比PAでの組写真のモチーフは、「風」の3rdアルバム
「Windless Blue」です。(タイトルをそのまま使わせていただきました)

紫色に染まるこの情景に出会ったとき、瞬間的にこのアルバムの
ジャケットや曲調が脳裏を横切りました。

写真を始めたばかりの中学2年の当時(1976年)、それまで洋楽一辺倒
だった自分の頭をかち割ったこのアルバム。
日本にもこんなかっこいい音楽があったんだ・・・・と。
キャロルキングもカーペンターズもウイングスもドゥービーズも吹き飛ん
だ衝撃を今も忘れません。

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レコードに針を落としA面の3曲目まで聴いたところで完全にノックアウト!
1曲目の「ほおづえをつく女」から3曲目「3号線を左に折れ」の統一感
のある素晴らしいシークエンスは、2曲目の大久保作品「夜の国道」が
なければ成立しない。さらに4曲目の「旅の午後」、そして「通り雨」で
A面が終わる。あぁ、何ということか。すべてがいい。
・・・・今聞いてもその感動は不変。これぞAORの名盤と呼びたいです。

後でわかったことですが、正やん久保やんともにスティーリーダンが
好きだったそうで、その影響もあると聞き、当時早速聴いてみましたが
渋すぎて全くわかりませんでした。(良さがわかるまでその後20年
かかりました)

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そんな中学生当時はまだ自分のカメラがなく、いつか一眼レフを、と夢見て
いたのですが、あこがれはミノルタのSRシリーズとXE。

小ぶりのカタログには、58mmF1.2の大口径レンズがついたXEの写真が
印刷されており、柔らかなボディラインやアンバーとグリーンのレンズの
コーティングが美しくて、とてもかっこ良く見えました。
それから10年後、社会人になってからようやくミノルタ機を手に入れたの
ですが、XEを皮切りに、90年に入るころにはX-1motor、さらにXDも入線
したりで、主力のキヤノン軍団と互角にわたりあえるほどの勢力になって
いきました。(いま手元にあるのミノルタ機はXEだけですが)

90年代のレイル・オンの写真展では随分活躍してくれました。とくに秋の
紅葉の発色などは派手すぎず、しっとりと透明感があって印象的でした。

余談になりますが、
現在使用してるパナソニック機には、旧ミノルタの技術陣が頑張っている
との話もあり、それが愛用している理由の一つになっています。
(GH系にXEの面影が残っているように見えるのは私だけでしょうか)

またまた私事で長くなってしまいました。
それでは、今回はこのへんで。
皆様、体調には気をつけてお過ごしくださいませ。

Omake:
昔どこかの中古SHOPで見つけたXEの兄弟機ライカR3。
ワインダーと組み合わせると、なんともいい感じです。

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2013年3月 6日 (水)

遥かなる旅愁-氷雪のいざない  深川俊一郎

張り詰めた極寒の彼方に、鉄路は細々と続いてゆく。
雪と氷と凍てつく空気が織りなす造形は、北海道の冬を静かに輝かせている。

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氷雪模様


石勝線は昭和56年に開業した北海道では新しい路線で、日高山脈を貫き、札幌圏から釧路方面への最短路線である。
山奥をトンネルと高架橋で飛ばし、その軌道は人を寄せ付けない雰囲気があり、実際近づいて撮影することは思いのほか苦労する。
やっと辿り着いた雪の谷間から見上げると、そこには青の狭間に氷雪が光っていた。
石勝線 新夕張-占冠 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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真冬のコントラスト


冬の道東を彩る風物詩、SL冬の湿原号がやってきた。
漆黒の機関車に、カラフルなアウターが鮮やかで目立っていた。
釧網本線 標茶 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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凍える駅


取り残されたように静かな小駅。地吹雪が荒れ狂うホームには人の足跡もなく、単行気動車が静かに発車していった。
凍える駅はやがて宵闇に包まれる。
根室本線 島ノ下 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

2013年3月 5日 (火)

スイスの小さな鉄道 7 バーゼルとチューリヒのトラム   服部一人

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普段は走らぬビンテージトラムがバーゼル市内の細い路地を行く。

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その全貌がこちら。現在はお茶と軽食などを出すサロンカーとして特別運転している。ライムグリーンがクラシックで実に美しい。



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スイスは鉄道旅行が快適な国である。九州ほどの面積に5000キロを超える鉄道網があって、これはJR九州の路線長の約2倍にもなる。どこに行くにも鉄道で行けるといった感じだ。幹線を走る特急から登山鉄道、ローカル線、トラムに至るまでどれも楽しい。

スイス人はドイツ人やイギリス人と並んで鉄道好きな国民だと思う。駅の構内にあるキオスクのような本屋ですら、鉄道雑誌や模型雑誌など、すぐに5、6種類は見つける事ができる。これがイタリアなどに行くと鉄道雑誌よりバイクや車雑誌が増えてくる。

スイスに行ったらトラムもぜひ見たいと思っていたが、なにしろスイスは魅力的な鉄道が多い。こちらの時間も限られているので、今回の旅ではバーゼルとチューリヒだけ、それぞれ数時間の見学でした。ともに最新式のLRTの連接車も走る近代的なトラムネットワークだが、私としてはやはり古いものに目がいく。古典とまでは言えないが、少し古い電車がトレーラーを引っ張って走る姿は、なかなかいいものでした。


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バーゼル駅の重厚な駅舎をバックに、四方からトラムが次々にやってきては発車して行く。目がまわるくらいの一大ターミナルです。


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黄色の塗装もあったが、こちらの緑色の方が古い街並みによく似合う。


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チューリヒ中央駅のすぐ前に「駅前通り」という名の通りがあった。街路樹がある美しい通りで、灯がともる夕暮れ時の風情は、しみじみとしていいものだ。後方はチューリヒ中央駅の駅舎。


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連接車のほかに、電動車がトレーラーを引く編成などもやってくる。


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Canon EOS5DMk2, 60D, EFMacro100/2.8L, 17-40/4L, Makro-Planar50/2, Distagon35/2

2013年3月 4日 (月)

スイスの小さな鉄道 6 ブロネイ・シャンビィ博物館鉄道(BC)   服部一人

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電車の合間に汽車も走る。紅葉した山にマレー機が古典客車を引く。言うことなしです。

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わずかに霞がかかって遠望がきかないが、彼方にはレマン湖が見えるはず。本日の電車はローザンヌのトラム(1948年)がジュネーブのトラムのトレーラー(1920年)を牽引する。


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登山鉄道の話が続いたので、今回は少し趣を変えて蒸気機関車が走る保存鉄道です。
このブロネイ・シャンビィ博物館鉄道は、ジャズフェスティバルで有名なモントルー郊外の丘陵地帯にある。天気の良い日には、かすかにレマン湖も望める風光明媚な土地だ。ここは旅の前から、とりわけ期待の高かった鉄道だ。例によって私の琴線に触れる3題「汽車」「ローカル線」「トラム」がすべて揃っているからである。じっさい期待にたがわぬすばらしい鉄道だった。朝から晩まで楽しみました。わずか3キロの路線ながら、美しい里山の風情の中を走り、短いトンネルにカーブした橋梁と変化に富んでいる。しかし、ここの最大の魅力は、おもちゃ箱をひっくり返したような多種多様な古典車両群にある。

登山鉄道のインターラーケンから特急で3時間弱、前日はフランスに近いローザンヌの街に宿を取った。夜、列車から降りて駅裏のホテルに歩く道すがら、ここはパリの裏町か、と思うほどフランスの香りがした。ドイツ語圏のインターラーケンとはずいぶんと街の雰囲気が違う。スイスは不思議な国だ。


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ブロネイ・シャンビィ博物館鉄道は両端の駅が、それぞれ別の私鉄に接続している。田舎にある割にはアクセスのよい保存鉄だ。もともとは、この両私鉄をつなぐ短絡線だったものを廃止後に買い取って開業したらしい。春から晩秋までの週末のみ営業する。スタッフの中にはボランティアも多いとは、売店でグッズを売っていたこちらもボランティアのおじさんの話。

ブロネイから乗車した古典トラムは実にいい乗り心地。 2軸単車特有のガタゴト揺れる感じがたまらない。カンカンと鐘を鳴らしながら田園の中を走り、いったんはシャンビィの駅に到着、ここで折り返す形になって スイッチバックした先が終点のシャウリンだった。

ここは古いもの好きにはパラダイス。ちょうど向かい合う形で二つ車庫があるのだが、この中が博物館。美しい古典車両やレストア待ちの車両がゴロゴロいる。見応え十分なのだが、外では1日10本以上の列車が走っているし、汽車も煙を上げている。そちらの方の撮影がたいへん忙しいので、落ち着いてすべて見学する前に日が暮れてしまった。この鉄道は楽しすぎて1日では足りません。

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ブロネイで待っていたのは、京都のN電を思わせる美しい2軸単車だった。これはベルンのトラム(1914年)だそうです。運転手の後ろにかぶりついて、写真やビデオを撮りながら終点のシャウリンまで行きました。あー楽しかった。


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スイッチバックの分岐点付近を行く。

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シャンビィの近くには林の中を行く区間がある。


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本日の汽車105号は、1918年製のBBマレー。模型のようなかわいい編成。


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シャウリン構内のはずれの駐泊所。


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シャウリンの構内。あちらこちらに古典車両が置いてあって目移りして困ります。


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車庫の中はまさにお宝の山。古いもの好きにはたまりません。

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こちらのスチームトラムは1900年製。



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こちらは1913年製のラック式機関車。

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1912年製の蒸気式ロータリー車。もとレイティッシュ鉄道にいたそうです。こんなのがほんとに動くところを見たいなあ。

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1900年製の木造客車。


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今回見た中で非常に興味深かったのがこれ。1、2、3等合造車に、さらに荷物室がついている。この鉄道の資料によれば、123等+荷物+郵便 と記載があった。







Canon EOS5DMk2, 60D, EFMacro100/2.8L, 17-40/4L, Makro-Planar50/2, Distagon35/2

2013年3月 2日 (土)

見なれた街Ⅱ  太和田光一郎

またひとつ雑木林が姿を消してゆきます。

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2013.2.13-20 JR武蔵野線 西船橋-船橋法典間

Nikon D4   16-35mm F4G  24-70mm F2.8G

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