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2013年3月15日 (金)

スイスの小さな鉄道 最終回 落ち穂拾い   服部一人

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                     クライネシャイデッケ 

自分の好みの鉄道だけを訪ね歩いて、短いながらもたいへん楽しい旅でした。スイスには小さな鉄道がほかにも沢山あります。帰って来たばかりで、あー、また行きたいなと夢想する日々です。

何がそんなに楽しかったのかと考えるに、まず鉄道網が広範に発達し、鉄道の旅そのものが、とても快適であるということがあります。今回はスイスレイルパスを使用しましたが、これは実に便利。
長距離の移動は新幹線のような特急列車を使いますが、広い座席に静かな車内。満員になるということもあまりないようで、予約の必要もそんなにありません。今回も勝手がわからなかった最初だけ座席予約しましたが、車内はすいていました。以後予約しませんでしたが、座れないということは一度もありませんでした。

思い立ったら列車に飛び乗って、気が向いたところで降りればいい。実に気楽です。このパスはスイス国鉄だけでなく、多くの私鉄でも有効ですし、登山鉄道なども割引になります。さらにチューリヒ、バーゼルなど大都市のトラムや地下鉄などにも使えます。旅の必需品でした。

朝、撮影に行く時に駅の構内でサンドイッチとコーヒーの朝食を買います。ついでにキオスクで鉄道雑誌も買います。目的地に行く特急列車では眺望のいい2階席に座って、美しい車窓風景を眺めつつ朝ご飯をゆったりと食べます。ときどきパラパラと雑誌をめくってみて、言葉はわからないけど、雑誌にはまだ見ぬ鉄道風景がいろいろ載っていて想像をかきたてられます。こんな楽しい車内を過ごしていると、撮影に来たはずなのに、このままずっと乗っていたいと思いました。

もちろん美しい景観は大きな魅力でした。空の青さと白い山々に心が吸い込まれるような気分になり、紅葉した森を見ては嘆息し、斜光の中で古い街並を歩いては陰影に歴史の時間を感じました。きれいすぎて、つい絵になる絵はがき写真を量産することになってしまいました。

旅の途中で目に留まった光景のスナップショットを何枚かお届けします。

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インターラーケンオスト


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ベルン

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ブロネィ


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ローザンヌ


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バーゼル


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ドモドッソラ


Canon EOS5DMk2, 60D, EF Macro100/2.8L, EF17-40/4L Makro-Planar50/2, Distagon35/2 



旅の最後は、列車を乗り継いで隣国イタリアのミラノに出て、ここから飛行機に乗って帰って来ました。実はミラノではちょっとだけ、魅力的なトラムの撮影を楽しみましたが、こちらは、いずれまた機会を改めて……。

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