1周年特別企画 奥会津より-特別編 深川俊一郎
この1年、試行錯誤のブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
わたしにとってのライフワークである只見線は、この1年にも色々あり、ブログでも少し綴ってきました。
タブレットの廃止、只見-大白川間の復旧、田子倉の廃駅・・・
JR東日本が5/22に発表した資料では、会津川口-只見間復旧の総工費は約85億円、期間は4年以上とのことですが、復旧の可否は明言されていません。
未だ一部廃止の危機は払しょくされていませんが、そのかけがえのない魅力を少しでも伝えられればと、これからも思いを綴っていきます。
よろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
少し暑くなってまいりましたので、今回は特別編ということで、季節外れの雪景色でいこうと思います。
たしかに
タブレット閉塞は只見線では当り前のことで、特段意識していなかったのですが、JRで唯一残っており、それも昨年9月を最後に姿を消したこと、恥ずかしながら直前まで知りませんでした。
少し前の写真ですが、自分でも忘れていながら、その時確かに狙っていたことを、今改めて実感しています。
深い雪の道を前に進むための儀式。
出会いの一瞬は、直ちに過去へと去ってゆくのです。
只見線 越後須原 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KR
夕月夜
雪雲が切れ上弦の月輝く頃、西に残照をみながらも月明かりが上塗りされ、神秘の世界が現れます。
ここ只見川第8橋梁付近は、張り付くように水辺を辿り、最も只見線を象徴する区間といえるでしょう。
鉄橋は流失していませんが、この区間の工事が最大の難関で、45億円という全費用の半分以上と、最も長い4年の工期が必要とのことです。
ここを再び列車が通ることを心より祈っています。
只見線 会津塩沢-会津蒲生 CONTAX RTSⅢ Distagon 25mmF2.8 T* PKR
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コメント
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会津塩沢の作品、深い紺色が荘厳ですね。しかし、この時間にこの場所、かなり粘りましたね。
投稿: masa@moroyama | 2013年6月 4日 (火) 20時42分
空の濃紺・月明かりの雪山・列車の光跡三つの露出バランスを考えて、絞りとシャッタースピードを決定しています。ちなみにISO64のフィルムでf4・300秒です。銀塩写真なので、一発勝負ですね。
投稿: 深川俊一郎 | 2013年6月 4日 (火) 23時41分