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2013年10月20日 (日)

  鉄道の日 記念企画  時・光・音・・・  レイル・オン

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写真は光がなくては写らない。写真にはたとえ一瞬であれ、時間が凝縮されて写っている。そして写真には音がない。

Kan__9日頃、高度に進化したカメラを使って、たくさんのシャッターを押していると、写真が成立する根本要素を考えるひまもない。シャッターを押した次の瞬間には、モニターに、つい先ほどまで現在だった過去の映像が浮かび上がり、慌ただしく結果をチェックする。シャッターを押してから映像ができるまでのプロセスに想いをはせることもなくなった・・・。 

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今回の鉄道記念日特別企画のテーマを皆で考えている時に、はじめは雑談のような話の中から、そのうちキーワードになりそうないくつかの言葉が出てきた。鉄道写真を撮り続けている中で、普段意識はしないにしても、基本的な要素に立ち返って取り上げてみるのも悪くないかもしれない。_

 そして、せっかく基本的な要素をテーマに据えるなら、いつもとはちがった制約や条件を設定してみるのもおもしろいかも、といった具合だ。  

かくして、

 *「時」 : 1秒、またはその前後のスローシャッター。 

 *「光」 : 逆光、または半逆光、順光は決して用いない。

 *「音」 : 写真には音は写らない。というテーマの設定が決まった。

  このうち「時」と「光」は写真の成立要素だが、「音」はそうではない。どうせ少し困難な条件をつけるなら、写真には写らない「音」を感じさせるような瞬間をとらえるというのも、やり甲斐があるかと思って付け加えたのである。

114k__2   できあがった結果がどうであるかはご覧いただくしかないのだが、   私たちとしては、多少実験的な行為をしてみるかという気持ちもあった。    何十年も鉄道写真を撮っていると、おのずと自分の作風というものができてくる。撮影手法にしても自分のスタイルというものを常套的に使っていることも多い。それが本人の個性だから悪いことではないのだけれど、 Dsc_4593k__2好きなものを好きなように長年撮っていると、たまには違ったことをやってみたくなるということかもしれない。

 写真の基本的な要素を、いくら考えたところですぐに写真が上達するわけではない。 でも、まぁ、ここは 「現代鉄道写真研究所」という、たいそうな看板をかけてやっているところなので、これでもたまには「鉄道写真」のことをまじめに研究しているんですよ。

なーんてね。

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コメント

記念企画、存分に楽しませて頂きました。以前の「レイル・オン」に勝るとも劣らない感性です。時・光・音の3テーマの中で特に『音』に惹かれました。モノクロの世界が視覚情報を奪った分、聴覚を増幅させられたのでしょうか。

ベッサホイ さま

この度は、記念企画をご覧いただきありがとうございました。

限定されたテーマを先に決め、各自2枚ずつ作品を持ち寄る。
そして、集まった写真群を組み上げてゆく・・・。

グループで、一つのものを作り上げていく楽しさを、再認識することが出来た試みでした。
次回を、どうぞお楽しみに。

 

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