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2013年11月15日 (金)

31年前のダージリン・ヒマラヤン鉄道   服部一人

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始発駅ニュージャルパイグリで一番列車の組成のために入替中。

現在開催中の日本大学藝術学部写真学科卒業生「鉄」の写真展→(こちらhttp://blog.rail-on.com/cat23333649/index.html) にはインド、ネパールのナローゲージの写真を4点出品しました。いずれも今年撮影したものですが、それにちなんで、昔々のダージリンの写真をご覧にいれます。ダージリンは以前にもご紹介したことがあります。→(こちら http://blog.rail-on.com/2012/06/post-6044.html 今回は当時の世相もわかるようなスナップ写真も交えてお届けします。


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出発を待つ一番列車と入替中の僚機。ナローゲージのホームは、すぐ隣のブロードゲージのホームより一段低かった。ニュージャルパイグリ。


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ヒンドスタンモータース製のアンバサダーが軽々と列車を追い越す。当時乗用車といえば、ほとんどこればっかり走っていた。英国モーリスオックスフォードの現地生産ということだが、恐るべきことに現在も少数生産が続いているらしい。

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沿線の途中にあるチンダリアロコワークス。ダージリンの車両の整備を一手に引き受ける重要な工場だ。

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当時も今もスピードが遅いことに変わりはない。子供が走行中に乗り降りしてふざけている。今でも見られる光景だ。

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終着ダージリンのひとつ手前のグームで一服する列車。この駅のあたりが沿線のピークで、あとはダージリンに向かって緩やかに下る。

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名所バタシャループを力行する列車。機関車は今も当時のままだが、客車は新しい物に変わっている。

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終着ダージリン車庫。このあたりの雰囲気は今もそんなに変わっていない。今年久しぶりに訪れた時には、懐かしさで胸が一杯になった。

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ダージリンはチベットやネパール系の人々が多く住む町だ。この町の様子も意外なほど、昔の面影が残っていたが、ただ自動車の数がすごく増えた。そして「ゴルカランド」という、この地域の自治権拡大を求めるポスターや看板が今では至るところにある。

写真はすべて1982年2月撮影。   NIKON F2, FM, NIKKOR35/1.4, 50/1.4, 80-200/4, TRI-X


写真展は11月25日までやっております。よろしければ、皆さまおいでください。
またすでにお越しいただいた方々、ありがとうございました。




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コメント

 コメントをいれるのが、たいへん遅くて申し訳ございませんが、
今現在のダージリン鉄道の状況、お会いする折には、
お話をお聞かせ下さい。 懐かしいです。

k.iwamatsu 様
こんにちは。昨年2月に訪れたダージリンの状況も、そのうちブログでアップします。自分も1980年代に2度訪れて、昨年の訪問が実に久しぶりでした。今では半ば保存鉄道として一駅間だけを往復する運行ですが、それでも、この可愛らしい機関車が活躍している姿を見ることができるのは、昔を知る者にとってもたいへん嬉しいものです。

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