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2013年11月23日 (土)

奥会津より-山峡に汽笛こだまする  深川俊一郎

季節はいつでも風の匂いでその予感を知らせてくれますが、紅葉の秋ほどそれを実感する時はありません。
葉が色づくとき、ほのかに焦げつく芳ばしい匂いが季節の終わりを感じさせるのです。

13084
秋天の福満虚空蔵尊


柳津の福満虚空蔵尊はいつでも参詣者で賑う。四季折々の表情が豊かであるが、紅葉は繊細で趣がある。
遠くに只見線の鉄橋があるはずだが、今日はこだまする汽笛と共に、蒸気機関車の白い煙が見えた。
只見線 会津柳津-郷戸 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

13082
ゆるやかな秋


頂から水辺まで、ゆるやかな階調で染まってきた。
まるで油絵具を丁寧にのせたように・・・
只見線 会津水沼-会津中川 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

13083
揺れる穂波


風に乗って汽笛が聞こえてきた。秋の陽に輝く芒が揺れている。
見る見る煙が迫ってきた。
只見線 会津宮下-早戸 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

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コメント

3枚目は特に素晴らしいですね。迫り来る感じと、ススキの揺れが想起されます。

ご覧いただきありがとうございます。
フォーカシングスクリーンの中で煙がもくもく湧き上がってくる様が、今も瞼に焼き付いています。

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