遥かなる旅愁-極寒模様-3 深川俊一郎
雪が降るので暖かくなる・・・は北国の常識ですが、そこに風が加わると、逆に体感温度はぐっと下がります。
低温で乾いた雪の結晶は、みるみる視界を霞ませてゆくのです。
もうすぐ4月。既に雪どけの季節ですが、冬の終わりにもう一度名残の雪景色をお届けします。
かわいた雪
横殴りのかわいた雪が湿原を柔らかく視界から翳めてゆく。
吹雪と煙と蒸気が混沌と漂っている。
釧網本線 茅沼-塘路 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
煙模様
逆向きの機関車がゆっくりと発車する。
ここでは丹頂が驚かないように汽笛は鳴らさずに、煙の造形のみがスローモーションで膨らんでゆく。
釧網本線 茅沼-塘路 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
4月1日から「レイル・オンさくらまつり」開催します。
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