のんびりゆこう-紀州鉄道その2 深川俊一郎
前回6月7日に引き続き、紀州鉄道に5年前まで走っていた奇跡のような古めかしい気動車、キハ603がいた光景をご覧いただきます。
今回は、生活道路のように溶け込んでいる線路の表情もご一緒に。
のんびりゆこう
そよ風に吹かれながらゆっくりと走ってゆく。
その姿を目に焼き付けた初夏の日。
紀州鉄道 御坊-学門 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
草いきれ
列車が行ってしまうと、しばしの静寂が訪れる。
生い茂る草が夏に向って伸びていく。
紀州鉄道 市役所前-西御坊 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*
軒先のみち
庭先は線路だった。
なんと生活臭が漂っていることか・・・
紀州鉄道 市役所前-西御坊 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
結局その年の10月にキハ603は引退することになり、最後にもう一目見たくて訪れることにしました。
生涯でたったの二回しか会わなかったのに、何故か今でもそのすすけた温もりが頭にこびりついて離れません。
私にとってとても忘れ難い光景・・・それは10月頃に“その3”でご覧いただこうと思っています。
« LongDistance -- 140615 SKC -- 梅村貴子 | トップページ | ゆずと行く・・夕凪 伊勢新一郎 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 遥かなる旅愁-酷寒模様② 深川俊一郎(2023.03.12)
- 遥かなる旅愁-酷寒模様① 深川俊一郎(2023.02.27)
- 路面電車紀行-雪晴れの函館市電 深川俊一郎(2023.02.15)
- 北へのいざない-函館遠望 深川俊一郎(2023.02.03)
- 里山の休日-いすみ鉄道 深川俊一郎(2023.01.21)
« LongDistance -- 140615 SKC -- 梅村貴子 | トップページ | ゆずと行く・・夕凪 伊勢新一郎 »
コメント