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2014年6月 5日 (木)

「現代鉄道写真研究所」開設2周年記念座談会 Vol.3

ブログを始めてみて、撮影スタイルや趣味活動の上で何か良い変化のようなものがあったか。

深川 うめさんは作品の傾向がすごく変わったよね? いままでにない車両中心の写真も増えたし、ブログがなかったらやってないですよね?
梅村 私の写真が変わった?(笑)これまでも行けば少しは撮ってはいたのですが・・・。
深川 行けばたしかに撮るけど、写真展には出さないですよね? ブログがあるからさらに力が入っていますよね?
梅村 ブログがあると思うと気合が違うもの。それと、とにかくデジタルに依るところは大きいなぁ。フイルムのままだったらあんなに撮らないし、できないこと....。デジタルになり、ブログを始めていなかったら、今こんなに鉄道は撮っていなかったと思うので、その意味ではブログに感謝しているし、逆に定期的なUPに苦しんでもいる。
服部 まぁ僕としては月に3回順番が回ってきて、それに向けてきちんと写真の整理しないといけないので、これはいいことだと思う。今までは撮影に行ってもちゃんとまとめないで、撮りっぱなしということもしばしばあったので。

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太和田 自分は鉄道写真を全く撮っていなかったが、撮るようになったよね。仕事でシャッターを切っているので(写真を撮るという意味では)満足してる部分があったと思うけど、(鉄道写真は)ほんと撮っていなかった。
私は仕事でフイルムを使うこともあるが、プライベートのブログはデジタル一辺倒。しかしRawデータで撮って現像するなどフイルム的なデータの扱いにはこだわっている。

梅村 写真を仕事にしていると、正直それ以上写真を見たくない時期があった。
ブログのおかげで、写真を楽しむ感覚を取り戻したというか。

伊勢 仕事で疲れてドロドロになっても、ブログがあると思うと休日は朝早くから頑張ってしまうよね。

これからも淡々と、そしてコツコツと、ブログ「現代鉄道写真研究所」は続けていきたいと思っているが、今後の展望や各メンバーの抱負など。またブログ以外にレイル・オンとしての活動の可能性など。

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梅村 これからも車両や駅の色の世界、地域としては北海道を撮り続けられたら嬉しい。それと、昨年のクリスマストレインのような童話的な作品も作っていけたらいいなぁと思う。
伊勢 あと何年か分からないけど、ゆずが元気なうちは今のゆず路線で行きたい。合間に音楽の話やよもやま話を織り込めればいいと思う。マンネリ化するかもしれないけどね・・・。
深川 自分の作品づくりの発表手段としてのブログだから、今のスタイルを変えるつもりはない。今後もフイルム・・・というよりも6×6で撮影したいし、今のところデジカメを使う予定はないかな。ブログを始めてからフイルム消費量は増えたね。今まで行かないような時にブログのために撮影するようになった。

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Photo

太和田 新幹線ランドスケープシリーズに傾注している。日本の代表的な都市を結ぶ東京-新大阪にこだわっていきたい。今後、東北も山陽も撮るつもりはないですね。身近の鉄道はしばらく撮っていないが、視点を変えて街のスナップの延長線上で人物を絡めて撮ってみたい。常に80点以上を目指したいな。
デジタルは正直、楽。深川さんも踏み込めばフイルム使用量が減るかもね。

服部 ブログは始めたからには休止せずにできるだけ長く続けたい。10年、15年と続ければ古いものは貴重になるよね。(ブログは)その性格として長期間継続した方がおもしろいと思う。僕の記事はこれからも「蒸気機関車」「ローカル線」「路面電車」の3大咄をネタにした旅行記ものを中心にしていきます。
濱島 臨時列車的にブログに参加しているレベルですが、時間を見つけてはライフワーク的に撮影を行っているんですよ(笑)。

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伊勢 今後のことだけど個人的方向性だけでなく、グループとしての何かは考えてる?
深川 700回記念とか1000回記念とかで、何かイベント的な....。
服部 ブログと連動させた他のメディアによる活動への期待ですね。
深川 ぜひブログだけじゃなくて、メンバー・個人問わず写真展や出版も視野に入れたい。特に写真展はやりたい。
服部 僕も深川さんと一緒でリアルな写真展に強いこだわりがある。デジタルやネットの時代になって、以前より生の写真展により強い興味が湧いている。しかし写真展ひとつやるのはけっこうなエネルギーがいってたいへん。それだけ強くて切実なモチベーションが必要。(今の時代に写真展をやる)意義や価値が見出せないと、わざわざできない。
濱島 今まで皆で集まっていろいろ考えた結果としてのブログですが、ブログだけの展開ではあまり発展は望めないように思います。かといって、時間が無いなかで何ができるかって難しいんですけど。
伊勢 イベントはわざわざ来てもらうので、忙しい中、来る人のことを考えなければ。

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服部 たしかに、見に来てくれる人の側から考えても、Webでイメージは見られるのに、わざわざ足を運ぼうという気持ちになるには、何か行きたくなるような仕掛けが必要。次に写真展やることがあったら、過去にレイル・オンがやってきた写真展の形態とは違った、ネット時代ならではの展示方法を考えたい。写真展はいつか必ずやりたい。グループとしてのチャレンジになる。伊勢さんもかつては「写真展は音楽で言えばライブのようなもので、CDとは違った生の良さがある。」というような意味のことを強調していたような気がするけど....。
伊勢 なんでだろ、自分に体力がないのかな?
服部 今は仕事が忙しすぎるから。また状況が変われば考えも変化するかもよ。そのためにもブログを途切れさせず継続しましょう。
伊勢 あとはブログの評価も気にしなくてはね。数年は今のスタイルを続けるとしても、2年経過した今年は少しトーンが落ちていない?
深川 写真展は来場者の生の声が聞けるけど、Webは双方向性と言いながら、実際にはどんな人がどのように見てくれているのか、わかりにくい。ブログは一方通行。コメントだけではわからないと思う。内輪できちんと検証することが必要。

Aor

伊勢 セルフチェックが大切だよね。
服部
 Webであれ、生のイベントであれ、見てくれる人がいるから作品の発表というのは成り立つわけだけど、見る側からしたらどういうものを期待しているんだろう? 
伊勢
 音楽の世界で例えると、アーティストの定番ものが進化していくことをファンは期待しているんだよね。だから今までの作風やキャラクターを大胆に路線変更して、新しいことをやると違和感を感じる人も出てくる。当面、僕たちは古い写真じゃなくて、新作を発表し続けることだと思う。歌手は、過去にメジャーなヒット曲のひとつでもあれば、その曲を歌えばファンは懐かしんで、昔は良かったねと受け入れてくれる。自分たちはそういう楽しみはもうちょっと後にとっておいて、皆が年老いたら、過去の名(迷)作を出して懐かしさで盛り上がろうよ。(笑)

今はもちろんまだそこまでいってないし、現役のつもり。周りも新作を期待してくれていると思う。

レイル・オンはグループでやっていますが、撮影はそれぞれ単独で出かけますし、皆が一同に顔を合わせる機会は決して多くありません。そのためこうやって集まると、話はとめどなく広がり、時間はあっという間に過ぎていきました。これからもレイル・オンの「現代鉄道写真研究所」を今まで同様、どうぞよろしくお願いします。

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掲載写真 上から

服部一人     「 夜汽車の旅 」   2013.11.5

梅村貴子     「 Rail-On Merry Christmas   北国の赤鼻の・・・ 」 2013.12.25

深川俊一郎    「 雪中紅 」 遥かなる旅路-光る秋 より      2013.11.13

太和田光一郎  「 新幹線ランドスケープ 」  2013.2.10 

濱島 栄       「 NightWalker」

写真展会場   「 とっておきの切符2 」 1991年  渋谷 ドイフォトプラザ

伊勢新一郎     「 ゆずとカメラとAOR 」 

集合写真       「 相鉄ロマン 」 写真展 1998年相鉄ギャラリー(みんな若いですなぁ)

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コメント

開設2周年おめでとうございます。座談会を拝読すると、ドキドキしながら「鉄道写真1998」誌の座談会を食い入るように読んだ日を思い出します。
移ろう時代の中で皆様がぶれずに、しかし進化しているからでしょうか。今回の座談会と毎回更新される作品もドキドキします。
ものすごく刺激になります。ありがとうございます。

25‰さま いつもご覧いただきありがとうございます。
ブログも始めてみれば2年間はあっという間でした。時に締め切りに追い立てられながらせっせと記事をアップしているようなこともあるのですが、総じて各メンバーは自分なりに楽しくやっているようです。
撮影して定期的に発表していくという、よい習慣のサイクルができたことも幸いでした。これからもどうぞご愛読のほど、よろしくお願いします。
25‰さまの作品も楽しみにしています。

鉄道ファン1月号のバックナンバーを見てみると、皆さんが登場した頃を境に、鉄道写真の表現力が広がったのがよく顕れてますよね、自分も影響を受けました、写欲をそそる被写体が少くなった時代に、どんな写真を見せてくれるのか今後とも期待しています

昭和鉄道少年様、いつもご覧いただきましてありがとうございます。
早いもので当ブログも産声を上げてから2年の月日が経ちました。ご指摘の鉄道ファン1月号(鉄道写真コンクール)は、私たちレイル・オンにとって忘れることの出来ない
存在です。このコンクールが縁で知り合った仲間が集まり結成されたグループだからです。
これからも現代の鉄道の新しい表現を求めて、感性を高めてゆく所存です。
これからもどうぞご愛読のほど、よろしくお願いいたします。

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