C6120 東北本線の夏 服部一人
夏草生い茂る生命力あふれる季節、緑の中を汽車は走る。
久しぶりにまた東北本線にC6120が帰ってきた。
先月28、29日、「福島プレDC」号として、郡山~福島間にC6120が旧型客車を牽引して走った。ちょうど2年前にも同様のイベントがあったが(こちら→http://blog.rail-on.com/2012/07/c6120sl-64ef.html )、ふたたび、その姿を見ることができてうれしい。
雨が降ったり、つかの間陽が差したりと、少しやきもきする天気が続いた。しかし、まぁ、それもこの季節を思えばあたりまえのこと。天候の変化に応じてふさわしいポイントを探して、あっちこっち右往左往した。
2年前と同様、汽笛の大サービス。汽車の姿が見えてくる前から遠くで汽笛が聞こえ、やがて彼方に煙が見え、その姿があらわれる。目の前を通過するとき、腹の底に響くような汽笛がいつまでも耳に残った。
花道を汽車が駆け抜けます。直前に雨が上がってホッとしました。
帰路はED75が牽引し、C6120は最後尾にぶら下がり。しかし今や赤い電機が引く客車列車というのも、これもまた絶滅危惧種。今回の流し撮りはすべてビデオ用の油圧雲台を使用してカメラを振りました。手持ちより多少歩留まりがいいかなぁ、でもとっさの構図変化がやりにくいから手持ちに利があるかな。
思えば今どき窓が開く客車というのも貴重なものだ。窓から手を振る人と応える人。
安達~松川、松川~金谷川
CANON EOS 5DMkⅡ, 60D, EF70-200/2.8L, Makro-Planar50/2
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