紫陽花のころ―小湊鉄道 深川俊一郎
新緑が一息つくと、繁茂の季節がやってきます。深みを増した緑は、これから紅葉までの間、変わることなく優しく包みこんでくれます。
色彩の変化は少ないですが、紫陽花が和やかに咲き並び、稲は着実に伸び、少しずつ季節は進んでゆくのです。
梅雨寒の駅
梅雨の走りは寒暖の差が激しい。
猫はいつでも一番快適な場所を知っている。
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
水無月の印象
紫陽花は遠目に見るのと、近くで見るのとで随分印象が違う。
そこには草と水の香りが漂っている。
小湊鉄道 里見-飯給 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
でんでんむし見つけた
線路わきの生い茂る草に見つけたでんでんむし。
どれほどの時間をかけてここまで登ったのだろうか。
小湊鉄道 上総川間-上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
紫陽花の小道
色とりどりの紫陽花が梅雨晴れに眩しい。
箱庭のような里の風景に一両の気動車がよく似合う。
小湊鉄道 里見-飯給 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
雨の使者
腰をかがめて草木と向き合ってみると、そこはアオガエルの縄張りだった。
深みを増す緑の中で、静かに同化している。
小湊鉄道 上総久保 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
繁茂の季節
わずかな日差しの後は、また深い湿度に包まれる。
草木はたっぷり潤いを吸収している。
小湊鉄道 月崎 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
« LongDistance -- 140705 TT -- 梅村貴子 | トップページ | ゆずと行く・・7月の雨なら 伊勢新一郎 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 遥かなる旅愁-酷寒模様② 深川俊一郎(2023.03.12)
- 遥かなる旅愁-酷寒模様① 深川俊一郎(2023.02.27)
- 路面電車紀行-雪晴れの函館市電 深川俊一郎(2023.02.15)
- 北へのいざない-函館遠望 深川俊一郎(2023.02.03)
- 里山の休日-いすみ鉄道 深川俊一郎(2023.01.21)
コメント
« LongDistance -- 140705 TT -- 梅村貴子 | トップページ | ゆずと行く・・7月の雨なら 伊勢新一郎 »
優しい眼差しですね。写っていないカットからも、鉄道の気配が伝わってくるような……。
投稿: 江戸川静(稲田) | 2014年7月13日 (日) 18時18分
ご覧いただきありがとうございます。不順な天候が続きますが、お元気でしょうか?
最近は、この房総の小さな鉄道がとても気に入っています。
仕事の話になりますが、お節イセエビ買付けで、ケープタウンに来ています。
地球の裏側からの便りです。
投稿: 深川俊一郎 | 2014年7月15日 (火) 12時51分