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2014年7月 7日 (月)

紫陽花のころ―小湊鉄道  深川俊一郎

新緑が一息つくと、繁茂の季節がやってきます。深みを増した緑は、これから紅葉までの間、変わることなく優しく包みこんでくれます。
色彩の変化は少ないですが、紫陽花が和やかに咲き並び、稲は着実に伸び、少しずつ季節は進んでゆくのです。


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梅雨寒の駅


梅雨の走りは寒暖の差が激しい。
猫はいつでも一番快適な場所を知っている。

小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

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水無月の印象


紫陽花は遠目に見るのと、近くで見るのとで随分印象が違う。
そこには草と水の香りが漂っている。

小湊鉄道 里見-飯給 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

14048
でんでんむし見つけた


線路わきの生い茂る草に見つけたでんでんむし。
どれほどの時間をかけてここまで登ったのだろうか。

小湊鉄道 上総川間-上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

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紫陽花の小道


色とりどりの紫陽花が梅雨晴れに眩しい。
箱庭のような里の風景に一両の気動車がよく似合う。

小湊鉄道 里見-飯給 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

14043
雨の使者


腰をかがめて草木と向き合ってみると、そこはアオガエルの縄張りだった。
深みを増す緑の中で、静かに同化している。

小湊鉄道 上総久保 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

14042_2
繁茂の季節


わずかな日差しの後は、また深い湿度に包まれる。
草木はたっぷり潤いを吸収している。

小湊鉄道 月崎 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

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コメント

優しい眼差しですね。写っていないカットからも、鉄道の気配が伝わってくるような……。

ご覧いただきありがとうございます。不順な天候が続きますが、お元気でしょうか?
最近は、この房総の小さな鉄道がとても気に入っています。
仕事の話になりますが、お節イセエビ買付けで、ケープタウンに来ています。
地球の裏側からの便りです。

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