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2014年8月12日 (火)

新幹線500系 東京の頃   服部一人

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今回の写真は500系が東海道新幹線から引退する直前の2010年2月の撮影。もう東京で見られなくなるということを知って何日か撮影に出かけた。ここは有楽町の交通会館のテラス。新幹線撮影のちょうどいい場所で同好のファンが何人も来ていた。

太和田さんが「祝50周年 東海道新幹線」を連載しているので、僕も便乗してちょいと新幹線ネタを。

新幹線についての一番古い記憶は小学生の頃、当時住んでいた名古屋から親に連れられて、大阪の万国博覧会を見に行ったときだ。今でこそ出張や旅行でたびたび新幹線に乗るが、当時はそんなカジュアルなものじゃなかった。小学生にとって新幹線に乗れるというのは相当スペシャルなことだ。在来線の特急とは別格という印象は子供心にも強く残った。多くの人が記憶にあるかもしれないが、僕も紙コップを使って冷水器から水を飲んだことをよく覚えている。

というわけで、やはり初代0系が新幹線の顔として思い出深いが、歴代の新幹線の中では500系のスタイルが大好きだった。営業的には不評なところもあったけれど、この先鋭的な超ロングノーズ、円筒形の断面など、他の新幹線とは明らかに違うシャープさが気に入っていた。新幹線は撮影はあまりしないけれど、乗車するのは大好きだ。高速にして正確無比な運行。頻繁な列車本数など快適で便利なこと、この上ない。世界最高峰の特急列車だと思う。

人間の感覚を越えた高速の移動はある種の快楽だ。海外旅行の際に、日本を発って外国の空港に降りると、まったく違う風景と雰囲気がある。まだ日本にいたときの感覚が完全に抜けきらないうちに異国の環境に身を置くことになる。このワープ感とでもいうべき旅行の感覚が僕は好きだ。

新幹線にも、ワープ感があると思う。東京から新大阪へ向かい、ひと眠りして新大阪のホームに立って売店で買い物をする。手渡される品物と共に「まいどおおきに。」という言葉が返ってきたとき。冬の快晴の東京から一面真っ白な新青森に到着したとき。
別の世界に来たという感覚が旅の非日常性を盛り上げる。


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CANON EOS 50D,  EF28-70/2.8L,
有楽町 田町付近


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