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2014年10月23日 (木)

のんびりゆこう-紀州鉄道その3  深川俊一郎

6月にご覧いただきました、紀州鉄道キハ603の続編です。
紀勢本線の御坊駅片隅のホームから、西御坊駅までのわずか2.7Kmを結ぶ小さな鉄道と、そこをトコトコ走っていたキハ603。
5年前の2009年10月25日に、静かに引退しました。
私はその前日に、どうしても最後にもう一目見たくて訪れることにしました。
生涯でたったの二回しか会わなかったのに、何故か今でもそのすすけた温もりが頭にこびりついて離れません。
私にとってとても忘れ難い光景がそこにはありました。

09057
あの日の記憶


庭先をトコトコ走っていた小さなキハ603。
日向ぼっこをしていた白いねことともに、決して忘れることはないだろう。
紀州鉄道 紀伊御坊-市役所前 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

09056
郷愁の彼方へ


車内に入ると、そこには忘れかけていた電球の温もりがあった。
板張りの床とエンジ色のシートが、夢の彼方へ連れて行ってくれるよう。
紀州鉄道車内 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

09057_2
あたたかな灯


引退前夜は少しにぎやかだった。最前列にいたのは、どうも運転手さんのご家族のよう。キハ603の勇退に駆けつけたのだろうか。
印象的だったのは、電球が1個切れていたのを素早く取り換えてくれたことだった。あとほんの少しの運行のために・・・
明日の午後が引退なので、この温かな車内を味わうのは本当にこれが最後である。
紀州鉄道車内 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

09056_2
静寂の小駅


小さな駅に残るささやかな光の残像。
列車が去った後の静寂がことさら身にしみた。
紀州鉄道 学門 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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