行ってきました!SL銀河 釜石線 服部一人
勾配をゆっくりと登って姿をあらわした。本格的な秋にはちょっと早かったが、ローカル線の客車列車を引く姿が絵になります。
C58が復活してから、行きたい行きたいと思いつつ、なかなか果たせないでいましたが、ついに今月行ってきました。
僕は世代的に言うと、国鉄現役の蒸気機関車がなくなる最後の方に、ほんのちょっとだけかすってます。小学生時代は名古屋在住でしたが、その頃は中央西線の中津川や関西本線の亀山まで行くと、かろうじて汽車が見られました。北海道にも一度だけ親に連れて行ってもらったことがあります。
とは言え小学生の分際で、そうたびたび撮影にも行けず、カメラも家庭にあったハーフサイズのオリンパスペンDを、よくわかりもせず使っていました。いまでも古いネガは残っていますが、しょせん子供が撮った汽車の写真です。
C58は、その現役時代にはほとんど縁のなかった汽車です。関西本線の柘植駅から出て行く、信楽線(当時)の貨物列車を一度だけ見たことがあるくらいです。
今回走行している姿を初めてよく見ましたが、これは日本の里山の風景によく似合う汽車だなぁと思いました。大きさも中くらいだし、顔も何となく優しい感じがあります。気に入りました。来シーズンもまた出かけようと思います。今回は汽車だけだったので、次回は遠野とか花巻の観光もしたいです。
後追いの構図でカメラを構えていると、近くにいた中年のファンの方が通過直前に走ってきて反対側を指さし、「汽車は向こうから来ますよ!」とご親切に教えてくれました。ありがとうございます。まぎらわしいことしててすいません。
初めての訪問なので、とりあえず有名なめがね橋に行ってみました。向こう側は人でいっぱいだったので、反対側から。薄曇りでいまいち冴えがありません。
雲の多い日でしたが、途中晴れ間も出て、秋らしい空も拝めました。
岩手上郷駅前にあった、もと雑貨屋とおぼしきお店。傾き具合と色あせ方がいい味出してます。
余談ですが、1枚目の写真の宮守駅近くの撮影ポイントで待っているときに、地元ナンバーの四駆が停まって若い女性のファンの方が1人降りてきました。
「ここ(画面に)入らないですか?」「あー、いいですよ」と答えて姿を見ると装備が本格的です。長靴に手袋、帽子。カメラには長い望遠レンズ。僕の3倍くらいありそうな大型三脚に脚立まで持っています。それでテキパキと準備して眼が真剣です。チャラけた軽装備で来ている僕なんか恥ずかしい限りです。
近ごろ女性の鉄は珍しくないと思いますが、こんな完全武装の人ってけっこういるんでしょうか? 僕が知らないだけですかね。洋服も今どきの山ガールみたいで、おしゃれでかっこよかったですね。感心しました。
釜石線 宮守付近 岩手上郷付近
CANON EOS 5DMk2, EF 70-200/2.8L, Makro-Planar50/2, FUJI X-E1 Fujinon XF18-55/2.8-4 VOL.511
最近のコメント