会津への旅 みたび 只見線のC11 服部一人
去る8月、只見線にフジのX-E1だけ持って乗り鉄に行ってきた。(こちら→http://blog.rail-on.com/2014/08/4fuji-x-e1-bd62.html )
そして9月、磐越西線のC57とからめてふたたび訪れた。(こちら→http://blog.rail-on.com/2014/09/post-9090.html )
今回はいよいよ本命、C11である。運転日の11月8、9日は所用があって行けないので、練習運転をちょっと見に行ってきた。
朝方、会津盆地はうっすらと霧がかかっていた。予報ではまずまずいい天気になるはずだが、会津若松を出るときには風景全体が白っぽい感じだった。盆地内での撮影をやめて奥会津へと向かう。途中いろいろロケハンしつつ、早戸まで来た。少し陽が差すようになったが、雲が多く光線の移り変わりが激しい。
駅の近くで三脚を立て、ビデオカメラを2台セットする。メインは写真だが、3、4年ほど前から鉄道でもよくビデオを撮るようになった。動いて音が出るというのは、また写真と違った楽しみがある。特に蒸気機関車の場合はなおさら動画向きだ。遠くで汽笛の音がして峡谷にこだました。腹に響くようないい音だね。
音声のレベルメーターを確認して、あとは回しっぱなしにして、その場を離れる。写真用のイオス1台持って別の場所から狙う。ほどなくして渋い旧型客車3両を引いたC11が目の前を通過する。紅葉の山にうっすらと陽光がさす。僕は只見線のSL現役時代を知らないが、おそらくその頃と変わりない風景と列車だ。
会津は四季、いずれも美しいけど、やはり秋は格別ですかね。
七折峠のトンネルは上り勾配のサミットになっていて、小さなC11は懸命に登ってくる。列車がトンエルを出て通過したあとも、こうして5分間くらいはトンネルの出口から煙が立ち上っていた。 力行のあとを示す名残の煙だ。
上りと下りの撮影のあいまに見に行った、昭和村喰丸地区にある見事な大銀杏。約25年前に廃校になった小学校の校庭に立っています。少し痛んでいるけれど木造校舎も健在です。校舎は築約105年、銀杏は樹齢約100年だそうです。
只見線に出かけると、つい鉄道ばかり撮ってしまいますが、奥会津は美しいところがいっぱいあります。これからは鉄道以外にもいろいろ見て歩きたいと思います。
Canon EOS5DMkⅡ, EF70-200/2.8L, Distagon35/2, Makro-Planar50/2 VOL516
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