駅の情景 服部一人
今年もまた、年の瀬が近づく。
12月は有名なベートーベンの第九交響曲やヘンデルのメサイアなど、いつもよりクラシックのコンサートが多いような気がする。この日、ロンドン、パディントン駅では構内でコンサートが行われていた。やや年配の人が多い団員は皆ボランティアということである。帰宅を急ぐ人々の中に静かにメロディーが広がっていった。
ロンドンの地下鉄は世界最古の歴史を持つだけあって、古びた味わい深い駅が多い。ひとときを一緒に過ごす恋人たちは二人だけの世界にいる。
木造の内装にオレンジの光。寒い冬には暖かみのある白熱灯の明かりが心にしみる。
今年もまた、あちらこちらに出かけては旅を楽しみ、写真を撮ることができた。「股旅」というように、来年もまた旅に出て、さまざまな情景を目にすることができれば…と願う年の瀬。
皆さまも、ご家族や友人とそろって良いお年をお迎えください。
ロンドン パディントン駅 ロンドン地下鉄 ベーカーストリート駅 ブルーベル鉄道
FUJI X-E1 FUJINON XF 18-55/2.8-4 Canon EOS5DMk2, 17-40/4L
VOL.541
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