昔の姿で出ています 三岐鉄道北勢線 服部一人
冬を前にしてわずかに紅葉が残る中、渋いツートンの4連が目の前を走る。ナローゲージの電車の雰囲気が見事によみがえっています。
ちょうど一年ほど前だったか、北勢線の200系連接車が昔の三重交通時代の塗色になったと聞いて興味をもった。その時には4両編成のうち200系の3両だけが旧塗装で、比較的新しい277は黄色の三岐鉄道色のままだった。最近4両そろってグリーンとクリーム色の三重交通のツートンカラーになったというので見に行ってきた。
場所はおなじみ、楚原~麻生田のめがね橋付近。有名なポイントだ。毎度同じところに来てしまうのだが、やはりここはいいロケーション。築堤に鉄橋に神社に雑木林と舞台装置がいろいろあって楽しめる。初めてここに来たのは高校生の頃だから1970年代後半か。周囲は多少開発されたが、当時とそんなに雰囲気は変わっていない。その頃は近鉄時代のマルーン1色の塗装だったので三重交通色を見るのは初めてだ。
北勢線は今年開業100周年。この旧塗装もそれにちなんで行われた。1度は廃止の危機もあったが、よくぞ残ってくれました。昔の風情を再現した電車に感激しました。
横から見ると新しい277だけが少し長い。不揃いだがナローゲージらしい雑多なデコボコ感があって、これはこれで悪くない組み合わせ。
湘南顔の200系連接車はもともとは1959年製造。僕より年上でした。 反対側の277。こちらは1990年の生まれです。
旧塗装の電車は文句なく魅力的ですが、ほかの電車もいいですよ。とくに三岐鉄道色の黄色い電車は西日が当たると映えますね。
CANON EOS60D EF17-40/4, EF100/2.8L MACRO
VOL.531
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