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2015年11月25日 (水)

ザクセンの小さな鉄道4 レスニッツグルント鉄道   服部一人

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この日は雲が多く、晴れたり曇ったりの落ち着かない天気。ちょうどいいカーブに斜光線が当たる場所を見つけたが、遠くで汽笛が聞こえて汽車が近づいてきたというその時、にわかに曇ってしまった。これではベタな背景に黒い汽車が埋没して台無し、運のないことと一瞬嘆いてみたが、通過1分ほど前に奇跡的にまた晴れた。おー、天は我を見放さなかった。めでたしめでたし。

_2015_09_07_0082ラーデボイル・オストを発車する列車。これも定番のポイント、跨線橋からの撮影。

前回ご案内した ヴァイセリッツタール鉄道と同様、レスニッツグルント鉄道もザクセンの州都ドレスデンから非常に近い、訪問に便利なところである。今回の旅は宿泊地をドレスデンにして、連日日帰りで近郊の小さな鉄道を訪ね歩いた。遠いところに行く時にはけっこう早起きして、まだ薄暗いうちに出発したこともあったが、ここはいたって近いので少しゆっくり起きて、ホテルの朝食ビュッフェをゆったりと堪能し、おもむろにカメラを持って、さて出かけるか、といった感じで余裕の体勢である。

始発駅のラーデボイル・オストはドレスデン郊外の住宅地といった風情の駅。DBのホームのすぐ横に一段低くナローのホームがある。次の出発までまだ30分以上あるので、客車が留置されているだけで汽車の姿はない。たぶん機関庫の方に行って出発準備をしていることだろう。それではこちらもガランとしたホームをあとにして、駅前のスーパーマーケットに行ってみる。今日はこれから1日沿線を歩きながら撮影する。きっと食堂やお店もそれほどないだろうから、お昼ご飯やおやつを買うことにする。汽車も給炭や給水が必要だが、人間も燃料補給が必要だ。大きなツナサンドイッチとドーナツ、水とコーヒーを買って準備万端。

今回は一旦終点の ラーデブルクまで乗車し、すぐに折り返し列車で中間駅の モーリッツブルクまで戻った。下車したあと駅構内のはずれまで行って出発を撮る。帰りは汽車が後ろ向きだから、ややサイド気味の構図にする。

さて、これからどこへ行こうかちょっと考えるも、先ほど車窓から見た池とちょっとした草原が気になって終点のラーデブルク方面に向けて歩き出す。小さな森を抜けたところに草原の広場がある。さらに線路沿いを歩いて結局ふたつ先のバーンスドルフまで行ってみた。ほどよい小さなSカーブを見つけて、ここに三脚をセットしてカメラを構える。さしたる勾配はないけど次の列車はまずまずの煙でやってきてくれた。

そのあともせっせと歩いて何本か撮る。最後はヴァイセス・ロスに戻って、当鉄道の名物、トラムとの平面交差を撮影。ついでにトラムに乗って夕暮れのドレスデン市内を見物しながらホテルまで戻ってきた。軽い遠足気分の1日だった。

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途中駅モーリッツブルクを発車してラーデボイル・オストに戻る列車。

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DBのホームから見たラーデボイル・オストのナロー駅。

_2015_09_09_0070こうしてみると汽車は大きいけれど、線路幅はまぎれもなくナローゲージだなぁ と実感する。

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これが名物、トラムの線路との平面交差。噂に聞いていたとおり汽車とトラムのツーショットはなかなか揃わない。ちょうど汽車がやって来たときにはトラムはおらず。

レスニッツグルンド鉄道現地のガイド、アクセスなど 
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レスニッツグルンド鉄道はラーデボイル・オスト〜ラーデブルク間約16.5キロ。軌間は750㎜のナローゲージ。1884年開業のなかなか古い鉄道である。ウエブサイトはこちら→http://www.loessnitzgrundbahn.de/
DBとの接続駅であるラーデボイル・オストはドレスデンからマイセンやライプチヒ方面の普通列車で20分くらい。ほかにもトラム4番に乗って平面交差で有名なヴァイセスロスまで行くこともできるが、少々時間がかかる。
通年運行で全列車蒸気牽引。1日7往復のうち半分弱の3往復が終点のラーデブルクまで行く。それ以外の列車は中間駅のモーリッツブルクで折り返す。モーリッツブルクには古城があって観光地になっているので大半のお客はここで降りてしまう。
沿線風景はおおざっぱに言って、ヴァイセスロスまでは住宅街。そこからフリードヴァルド・バートあたりまでは森の中。以降は少しひらけた田園地帯で沿線に牧場や池などがあるが、牧場は柵があって中には入れない所が多いし、池も線路のすぐ近くまで来ている場所もあるが木立があったりして、これらを背景にして撮れる場所は少ないように感じた。全線にわたって大した勾配はないので、駅の発車以外にはそれほどの煙は期待できない。
(2015年9月現在)

CANON EOS 5DMkⅡ, EF70-200/4L IS, Makro-Planar50/2, Distagon35/2 VOL.714

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