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2016年3月13日 (日)

夜行列車の印象-最後の急行はまなす  深川俊一郎

青森駅のホームに降り立つと、無意識にその先の暗闇に目を向けてしまう。
急ぎ足で連絡船を目指す人の波…
でも瞼の裏で桟橋をみるのもこれが最後になるだろう。

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見えない桟橋

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夜更けの誘い


昭和の終わりに青函トンネルが開通し、北海道へ向かう儀式がなくなってしまってからも、唯一その片鱗を感じさせたのが、急行はまなすであった。
夜行列車には、様々な想いが荷物に詰められて、少し硬い揺れとともに遠い地に向かう期待と不安が滲んでいる。

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夢心地


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夜汽車


寝台車もいいが、夜行列車の味わいは、やはり座席車だ。夜がどこまでも更けていきそうな、不思議な感覚に陥ってしまう。
指定席は昔のグリーン車のお古で、今の新幹線とは比べ物にならないほど深く倒れ、体になじむ。
そしていつの間にか睡魔に襲われ、気がつけばちゃんと夜は明けているだろう。

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深夜の儀式

急行はまなすが本当の終着駅に到着するときに、そんな旅愁は語り継がれる過去と化す。

HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.779

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