駅のたたずまい 5 プラハ・マサリク駅 チェコ 服部一人
プラハのトラムは、これはこれで実に見どころが多くて楽しいのだが、今回は駅である。トラムのうしろ、奥の緑の低い三角屋根の建物がプラハ・マサリク駅である。
中はこんな感じ。行き止まりホームに開放的なコンコース。
緑とエンジ色の組み合わせがなかなか味わい深い。
チェコの首都プラハには主要駅が3つある。もっとも大きなのはプラハ本駅で、幹線の長距離列車などが利用する。その本駅から歩いて少し行ったところに割とひっそりとあるのがこのマサリク駅である。ここは近郊への列車だけが発着する首都の中のローカル駅である。
駅の目の前にはトラムが走っているし、すぐ近くに地下鉄の駅もある都心のターミナルなのだが、ローカル列車しか走っていないこともあって、閑散とした独特の雰囲気がある。朝晩のラッシュアワー以外は発着本数もそれほど多くないため、ガランとしたホームに風が吹き渡っているような感じである。
プラハ本駅から歩いたら10分もかからないだろうに、この小さな駅は人通りもはるかに少なく、のんびりした空気が流れていた。はじめからこの駅目当てに来たわけではないのだが、トラムを撮影しながらブラブラとここまで来て、ふと見ると鉄道の駅らしき建物があったので中に入ってみた次第である。偶然見つけたわけだが、駅の雰囲気が気に入ってしまい、夕方の2時間ほどをここで過ごした。
ホームに停まっていた二軸単車のレールバス。けっこう大きなエンジン音と紫煙を残して発車していった。
「シティ・エレファント」という愛称の通勤形ダブルデッカー。言われてみれば、たしかに象の顔に見えてくる。
駅の構内から見た表通りはトラムがひっきりなしに走る。
CANON EOS 5DMkⅡ, Makro-Planar50/2, Distagon35/2
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