« ゆずと行く・・春の荒川鉄橋  伊勢新一郎 | トップページ | LongDistance *** BLUE BLUE * * *   梅村貴子 »

2016年4月19日 (火)

線路端の光景-11 花冷えの晴海橋  深川俊一郎

列車が去った後には・・・長くゆったりとした時間と空間が流れてゆきます。
そこにはいつも、いずれまたやって来る次の列車の予感があるのです。
線路から付かず離れず、そこにある名もない小さな一瞬を見つけては、ささやかなアルバムの1ページを重ねてゆきます。

16022
向こうの鉄道橋


散歩道からの眺めには、錆びついた鉄道橋がある。
目まぐるしい速さで街の風景が変化しても、そこだけは変わることがない。

16022_2
花冷えの晴海橋


高いビルの谷間に取り残されたような錆色の鉄橋。
咲き始めの桜を少し冷たい風がかすめてゆく。

16022_3
響く掛け声


海風に乗って掛け声が聞こえてきた。
水の道には色々な船がやってくる。

16022_4
往来


歩道ではひっきりなしに犬たちが行き交う。
欄干の隙間から向こうの鉄道橋が見えた。

16022_5
置き去りの道


そこには無言の道がある。
歴史を刻み風雨にさらされ、どこか物静かで風格がある。

16022_6
その先


ふと立ち止まった橋の袂には桜の木があった。
その先にはもう二度と列車が通ることもない、忘れ去られた道がある。

晴海橋 ROLLEIFLEX V  Tessar 75mmF3.5 T

Vol.798

« ゆずと行く・・春の荒川鉄橋  伊勢新一郎 | トップページ | LongDistance *** BLUE BLUE * * *   梅村貴子 »

深川俊一郎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559323/63499266

この記事へのトラックバック一覧です: 線路端の光景-11 花冷えの晴海橋  深川俊一郎:

« ゆずと行く・・春の荒川鉄橋  伊勢新一郎 | トップページ | LongDistance *** BLUE BLUE * * *   梅村貴子 »

最近のトラックバック

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31