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2016年11月17日 (木)

只見線がくれたもの-2016霜月  深川 俊一郎

目を閉じていても、葉を焦がす芳しい香りが脳裏に錦秋を焼き付けます。
雪が来る前の鮮烈な一瞬は、暮れてゆく季節への名残のメッセージのような気がしてなりません。

160642
目覚めの谷


下層の低い雲がスローモーションのように引いてゆけば、一面が鮮烈に彩色されてゆく。
秋冷の谷が目覚める時だ。
只見線 滝谷-会津桧原 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

16064
紅唄う


澄みきった光を受けて紅が踊っている。
車窓から手が届きそうなほどに線路端を彩っている。
只見線 会津柳津-郷戸 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

16065
錦ゆらめく


陽が傾くと秋の山峡は急に寂しげな表情をみせる。
平たい静寂の中で錦が艶やかにゆらめいている。
只見線 会津水沼-会津中川 HASSELBLAD 201F Sonnar C 250mmF5.6 T*

Vol.899

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コメント

深川さま


美しい!
色とりどりの秋はあっという間、なかなか行かれませんがこうして写真を拝見し会津の美しさに感動しております。ありがとうございます。

ハルカゼ

ハルカゼさま
いつもご覧いただきありがとうございます。ご指摘のように彩の秋はあっという間で、なかなか思い通りに撮れないのが、また魅力なのかもしれません。次に訪れるのははもう雪の頃でしょうか・・・

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