トラムの走る町 16 オスロ ノルウェー 服部一人
オスロのトラムは軌間1435ミリ、総延長130キロあまりのネットワークです。水色と白を基調にした車体は町の中でもよく目立ち、さわやかな印象があります。
このところ紹介している北欧諸国は一般に物価が高いところです。充実した福祉国家を維持していくためには税金が必要ということだと思いますが、トラムの料金も日本より高いです。料金はゾーン制で定額の1回券は300円を超えます。撮影のために1日にたびたび乗車していると、これはけっこうな出費になります。しかし便利な24時間券があり、こちらは1000円ほどとリーズナブルな値段。切符を買う手間も省け、もっぱらこれを利用しました。
はじめての都市に行った時、僕の撮影スタイルは、とりあえずトラムに乗ってみることから。すべての系統に乗れればもっとも望ましいロケハンになりますが、なかなかそれはむつかしい。地図を見て景色のよさそうなところを通る系統をえらんで乗車。終点まで行く時もありますが、途中気に入った場所があれば迷わず下車。周辺で撮影しながら線路に沿って歩きます。町並みを眺めて散歩を楽しみながら電停3つ、4つくらい歩くことはよくあります。
そうして日が傾く頃になると、足も疲れ、さて店じまいするかという気分になります。本当は夜景も撮りたいところですが、だいたいの場合挫折します。あとはスーパーに寄って晩ご飯と飲み物を買い、部屋で1日の成果をパソコンで眺めながらご飯食べます。世界中、どこに行ってもほぼこんな感じですね。今回のオスロは町もコンパクトで緑も多く、9月でしたが暑さもなく、気持ちのよい撮影でした。
道ばたでトラムを待っていたら、偶然消防車のパレードに出くわしました。トラムもいいけど、消防車というのもなかなかカッコイイですなぁ。
Canon EOS5DMkⅡ 70-200/4IS, Makro-Planar50/2, Distagon35/2, FUJI X-E1 FUJINON XF 18-55/2.8-4
VOL.898
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