トラムの走る町 17 タリン エストニア 服部一人
エストニアはバルト海に面する小国で、面積は九州より少し大きいくらいだ。首都タリンはフィンランドの首都ヘルシンキから、海をはさんで約90キロ。船で数時間ほどだ。僕もヘルシンキから船に乗って日帰り小旅行で訪ねてみた。
物価の高いフィンランドに比べ、比較的安いエストニアはフィンランドから買い物に来る人が多い。ヘルシンキから乗船すると、それとおぼしき乗客がたくさんいる。みなそれぞれに大型のスーツケースやカート、バックパックなどを持ち、かなり本気だ。船の中にも免税品店があり、また到着したタリン港のまわりにはディスカウントショップのようなスーパーがいくつも建っていた。
タリンのトラムは日本と同じ軌間1067㎜で約39キロの路線を持ち、4つの系統がある。しかし僕の訪ねた今年9月には路線の一部で大規模な路盤工事中で半分の2系統しか運行していなかった。
タリンといえば、世界遺産に登録されている旧市街が有名だ。もしタリンを訪れることがあったら、トラムだけでなくぜひこちらの旧市街もおすすめします。美しい町並みです。
タリンのトラムは旧型の連接車と新しい低床車両の2種類。旧型車はおなじみチェコのタトラKT4形。新しい低床車はCAFというメーカーでスペイン製。
これがタリンの旧市街。少し坂が多いですが、町歩きの楽しいところです。
旧市街を散歩していたら小さな写真博物館を発見。ためしに入ってみるとミノックスが展示してあった。そういえばミノックスはもともとエストニアで開発されたものだった。
FUJI X-E1 FIJINON XF18-55/2.8-4 VOL.903
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お世話になります。
私、テレビ番組を制作している
株式会社ビーダッシュの金城です。
この度、私共が制作している
プレバトという毎週木曜7時から放送している番組に俳句コーナーがあり、
今回は雪の列車というお題で
芸能人の方に俳句を読んでもらいました。
ご相談なのですが、下記のURLの一番下に掲載している
http://blog.rail-on.com/2012/12/post-bd17.html
側面が凍った津軽鉄道のお写真をお借りできませんでしょうか。
コメント欄にてご連絡申し訳ございません。
投稿: 金城和彦 | 2016年12月 2日 (金) 17時14分