遥かなる旅愁-風雪の狭間① 深川俊一郎
等圧線の間隔が狭まり、寒波が来襲すれば、北の大地は激しく風雪が荒れ狂います。
確かにそこにある細い鉄路が、何とも心強く感じられるのです。
低気圧接近
暖かな朝だった。
それでも風速10mあれば、体感温度は実際より10℃は低いはずだ。
宗谷本線 北永山 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
止まない吹雪
至近距離にある踏切さえ霞んで見えなくなる。
沈黙する踏切は、もう二度とならないような気がしてきた。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*
彷徨
線路は残っているのか、列車は本当にやってくるのか・・・
空と大地の境界は、とっくに失われている。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
暴風雪
いよいよ何も見えなくなってきた。
遠近感を失った不安定な空間から、もがくように列車が現れた。
石北本線 上越-奥白滝 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
(区間は旧駅名・信号所を含めて表記しています)
Vol.943
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