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2017年2月 6日 (月)

遥かなる旅愁-風雪の狭間①  深川俊一郎

等圧線の間隔が狭まり、寒波が来襲すれば、北の大地は激しく風雪が荒れ狂います。
確かにそこにある細い鉄路が、何とも心強く感じられるのです。

17010
低気圧接近


暖かな朝だった。
それでも風速10mあれば、体感温度は実際より10℃は低いはずだ。
宗谷本線 北永山 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

17011
止まない吹雪


至近距離にある踏切さえ霞んで見えなくなる。
沈黙する踏切は、もう二度とならないような気がしてきた。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

17012
彷徨


線路は残っているのか、列車は本当にやってくるのか・・・
空と大地の境界は、とっくに失われている。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

17012_2
暴風雪


いよいよ何も見えなくなってきた。
遠近感を失った不安定な空間から、もがくように列車が現れた。
石北本線 上越-奥白滝 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

(区間は旧駅名・信号所を含めて表記しています)
Vol.943

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