遥かなる旅愁-風雪の狭間② 深川俊一郎
鈍色の雪雲の奥底から微かに太陽の存在が認められれば、吹雪も一息です。
マイナス20℃を下回ってくれば、張りつめた空気にその鮮烈な濃度を痛いほど感じるのです。
雪華踊る
白い静寂の朝がやってきた。
繊細に霧氷を纏った木々が朝日を受けて踊りだす。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*
雪煙きらめく
列車は深い青空に吸い込まれていくようだ。
雪煙が少し後から白いベールとなって追いかけてゆく。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*
語らいの大地
凍てつく白い大地はどこまでも孤独だ。
風の合間に木々がささやかに語りかけてくる。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
Vol.947
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