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2017年2月

2017年2月27日 (月)

レトロの味わい 大井川鐵道(上)   服部一人

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千頭駅構内は見どころ多く、飽きることがない。SL列車は到着後、簡単な入れ替えをしてから転車台へと向かう。この日は気温が低く煙も蒸気も盛大で迫力ありました。

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大井川鐵道のいいところは客車もSL同様、古いものを大切に使っているところだ。この椅子に腰掛け適度な揺れに身をまかせていると、つい、うとうとと眠くなる。

久しぶりに冬の大井川鐵道に行って来た。
一年中、いつ行っても蒸気機関車が見られるというのは本当にありがたいことだ。2日間有効のフリー切符を買って撮影だけでなく、SL急行「かわね路」号にも乗ってきた。初日はC56、2日目はC10と2種類の汽車にお目にかかれたのもうれしかった。乗ってよし、撮ってよし、大井川鐵道、大いに楽しめるところです。


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大井川鐵道には貴重な古い車両がいっぱい。汽車もいいけど古い電車や客車列車も味があります。

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新金谷の構内はいろんな車両が見られて楽しい。JRの金谷で乗り換えてひと駅、いつもここに来るとレトロなふんいき満点で気分も盛り上がる。

FUJI X-T2 Fujinon XF18-55/2.8-4                                VOL.950

次回は千頭から先、井川線を紹介します。

2017年2月24日 (金)

LongDistance --- Urban straight line --- 梅村貴子

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東京臨海高速鉄道りんかい線  東京テレポート駅 / JR東日本 東京駅 / 東急大井町線
Sony  Cyber-shot RX-100
vol.949

2017年2月21日 (火)

Df散歩 170221 太和田光一郎

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晴れた日、お気に入りの単レンズを一本選んでDfに付け、色や車両のバランスを考えながら流したりブラしたりと楽しいひととき・・・。

我家を出てから下車駅の尻手に着くまで、そして帰り道、気の向くままにスナップして組み上げました。

普通に撮ったら平凡なプラットホームの情景も、シャッタースピードを落とすだけでこんなにもフォトジェニックになるんですから写真表現は本当に面白いですね。(写真4枚目) オマケ:フツーに撮った平凡なプラットホーム。(写真右下)Pmd_1333k_

① JR南武線 尻手駅

②   〃   川崎駅

③ 東海道本線 新橋-品川間

④   〃      品川駅

⑤     〃        〃    (オマケ)

撮影:2017.2.12   Nikon Df   Ai135mm F2.8S (久しぶりに使ったのでレンズの後玉にカビが・・・。もちろん、気にせず、そのまま使用)    Vol.948

2017年2月18日 (土)

遥かなる旅愁-風雪の狭間②  深川俊一郎

鈍色の雪雲の奥底から微かに太陽の存在が認められれば、吹雪も一息です。
マイナス20℃を下回ってくれば、張りつめた空気にその鮮烈な濃度を痛いほど感じるのです。

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雪華踊る


白い静寂の朝がやってきた。
繊細に霧氷を纏った木々が朝日を受けて踊りだす。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

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雪煙きらめく


列車は深い青空に吸い込まれていくようだ。
雪煙が少し後から白いベールとなって追いかけてゆく。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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語らいの大地


凍てつく白い大地はどこまでも孤独だ。
風の合間に木々がささやかに語りかけてくる。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

Vol.947

2017年2月15日 (水)

ウィーンのインダストリアルナロー博物館(下)   服部一人

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このシュヴェヒャート鉄道博物館はナローのほかにも標準軌の展示もあります。屋内には整備された車両。屋外にはこれからレストアを待つ車両が置いてあります。機関車、客車、貨車と雑多な車両が保存されていますが、その多くが小型車両です。ウィーン近郊で博物館の土地が狭いという理由もあるでしょうが、僕には、これはオーナーの趣味だという気がしました。

この手のフェルトバーン博物館はどこもそうですが、ボランティアの方々があちこちで働いています。車庫の中で車両のレストアをコツコツとしている人、売店でキップやおみやげを売っている人、展示車両の前で説明する人、遊覧列車のDLを運転する人。そうした雰囲気が愛好家のグループのクラブ活動のようで、実に好ましい感じなのです。展示場は彼らのクラブハウスであり、構内はグラウンドです。日本にもこういう保存鉄道がもっと多くできたらいいのに、と思います。

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構内の線路を利用してかわいいDLの遊覧列車が走ります。客車はここで製作したもののようです。

CANON EOS60D, EF17-40/4L                                                                    VOL.956

2017年2月12日 (日)

LongDistance *** 冬北行 2017 その3 < SOYA Winter Colors > *** 梅村貴子

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天塩中川
 

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______歌内駅

 

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糠南-雄信内 ・ 天塩中川-佐久

 

JR北海道  宗谷本線
Canon EOS 6D 17-40mm F4L  / Sony α7Rll  70-200mm F4
Vol.945

2017年2月 9日 (木)

TOKYO RAILWAY 170209 太和田光一郎

               メトロシンメトリー

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① 2016.11.7 東京メトロ 日比谷線 神谷町駅

② 2017.2.2   〃     東西線 茅場町駅

③ 2017.2.6    〃    東西線車内

④ 2017.2.2      〃        東西線 茅場町駅 

Nikon Df  55mm F3.5    Vol.944

2017年2月 6日 (月)

遥かなる旅愁-風雪の狭間①  深川俊一郎

等圧線の間隔が狭まり、寒波が来襲すれば、北の大地は激しく風雪が荒れ狂います。
確かにそこにある細い鉄路が、何とも心強く感じられるのです。

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低気圧接近


暖かな朝だった。
それでも風速10mあれば、体感温度は実際より10℃は低いはずだ。
宗谷本線 北永山 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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止まない吹雪


至近距離にある踏切さえ霞んで見えなくなる。
沈黙する踏切は、もう二度とならないような気がしてきた。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

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彷徨


線路は残っているのか、列車は本当にやってくるのか・・・
空と大地の境界は、とっくに失われている。
石北本線 白滝-旧白滝 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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暴風雪


いよいよ何も見えなくなってきた。
遠近感を失った不安定な空間から、もがくように列車が現れた。
石北本線 上越-奥白滝 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

(区間は旧駅名・信号所を含めて表記しています)
Vol.943

2017年2月 3日 (金)

ウィーンのインダストリアルナロー博物館(上)   服部一人

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ウィーン空港に降りたことがある鉄道ファンの方なら、空港から市内に向かう電車に乗ると空港を出てしばらく行った右手の方、線路脇に本線とは明らかに違う、なにやら非常に怪しげなナローゲージと思われる車両群が見えていろめきたった人もいると思います。

僕もこれが視界に入った時には何ごとかと思い、放っておけない気持ちになったのですが、なにぶん大きな旅行荷物を抱えた身なのでまずは市内のホテルに荷を降ろし、後日いざ探検に出かけることにしてみました。場所はウィーン郊外。市内からだとSバーンの7系統、空港方面行きに乗って30分足らず。SCHWECHAT(シュヴェヒャート)駅のすぐ横にあります。駅で降りたら線路の下の道路を通って改札口と反対側へ。すぐに小さなMUSEUM という看板があります。開館日は、僕が訪ねた2015年は5月1日から10月26日まで。冬期は閉館です。開館時間は水曜日から土曜日までが14時~18時、日曜日が10時~17時までとなっています。月曜日、火曜日はお休みです。

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ここはどうも私立の博物館のようで「EISENBAHNMUSEUM am Bahnhof SCHWECHAT」(シュヴェヒャート駅の鉄道博物館)と書いてあります。入場料は8ユーロ。窓口のおじさまは初老の男性で、ほかにもNPOの趣味団体のメンバーのような方が働いていらっしゃいました。古い車庫を改修した屋内展示と構内を利用した屋外展示があります。

いろいろ見ていくと、ここは標準軌の車両もありますが、オーナーの趣味か小さなインダストリアルナローの機関車が非常に多いことに気がつきます。まさに僕のツボにぴったり。構内には600ミリのレールが敷かれ、多くの産業用車両が置いてあります。ただその多くは保存というよりは「放置」という感じで、構内至る所に錆びた車両がころがっています。とりあえず廃車になった車両を運んできて、こつこつと順番にレストアしていく素材のようです。

その適度な「荒れ具合」がまた実に侘び寂び度が高くて、ますます僕のツボにはまりました。そこらへんの草むらに投げ捨ててあるナベトロなんかを見ていると、博物館の展示というより、実際のフェルトバーン(トロッコ 軽便鉄道)の現場に来たような気分で、なかなか臨場感のある味わい深い景色です。さほどの期待はしていなかったのですが、僕にとってけっこう楽しめる博物館でした。次回は標準軌の展示をご紹介します。

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CANON EOS60D, EF17-40/4L                                                                   VOL.942


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