路面電車紀行-炎暑の広島電鉄① 深川俊一郎
被爆電車として知られる650形は、1942年製の半鋼製車で、今でも3台が現役で健在です。そのうち653号は当時の塗色に復元し、中国放送との共同プロジェクトで夏の間特別運行されています。
そして651・652号は主に平日朝に通常運行されますが、特に8月6日には必ず運用に入るようです。
炎暑の街に、旧型の路面電車が唸りを上げて走ります。
遠い夏雲
ぬるい川風が肌をかすめてゆく。
原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
細道へ
昔からある細い電車道へ、車体を軋ませながら交差点を曲がってゆく。
観音町-西観音町 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
薄暮のみち
薄暮の目抜き通りには、まだ息苦しいほどの暑さが残っていた。
本川町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*
残照
寂しげな8月5日の夕暮れ。
原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
熱い夏
8月6日の朝、電停前の熱気は凄まじい。
原爆ドーム前 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
祈りのとき
8時15分に合わせるかのように650形がやってきた。
原爆ドーム前 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*
Vol.1009
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