トラムの走る町 25 ポルト トラム博物館 服部一人
電車のうしろ、STCP(ポルト公共交通協会の意。ポルト市のトラム、バスなど公共交通を運営する団体。)と書かれた建物が博物館だ。隣接して実際のトラムの車庫もある。
ポルトのトラムは1872年の開業から30年あまりは馬車軌道だった。その頃の車両もある。
ポルトガル第2の都市、ポルト。有名な首都リスボンのトラムと並んで、このポルトにもトラムが走っている。そちらはまた後日ご案内するとして、まずはポルトのトラム博物館の紹介です。
1992年に開館したこの博物館は、もと発電所だった施設を改装して展示している。白い壁に自然光がよく入る明るい展示室だ。ここには歴史的車両20数両が展示されている。二軸単車の展示が多いが、一部にボギー車もある。
現在ポルトで走っているトラムもクラシックなスタイルの好ましい二軸単車だが、さらにオールドファッションの味わい深い車両ばかりで、古いもの好きな私としてはじっくりと時間をかけて見学した。
こちらは1928年製オープンスタイルのトラム。1995年にレストアされたそうだ。
No.250は1927年製。街路灯もクラシックでいい雰囲気。
No.274は1928年製のボギー車。
こちらはずっとモダンなスタイルになった1951年製。
架線工事をおこなう事業用車。
隣接する車庫にはイベントやチャーターで使用される自走可能な車両や、かわいい事業用車の姿も見える。
ポルトトラム博物館、アクセスとガイド
所在地はポルト市のAlameda Basilio(アラメーダ バジーリオ)通り。ポルト市を流れるドゥエロ川に面したところ。トラム1番系統のMuseu do Carro Electrico(トラム博物館)電停を降りると目の前。
開館時間は月曜は14時ー18時、火曜から日曜は10時ー18時。元旦とクリスマス以外は年中無休。入場は閉館30分前まで。料金は大人8ユーロ。小さなミュージアムショップもあり、書籍やグッズも買える。
FUJI X-T2 FUJINON XF35/2 XF10-24/4 CANON EOS5DMarkⅡ EF70-200/4L VOL.1032
« LongDistance ○○○ 月夜の晩に・・・ ○○○ 梅村貴子 | トップページ | 駅前のねこ-1 いつも一緒 深川俊一郎 »
「服部一人」カテゴリの記事
- 函館市電ささら電車 服部一人(2025.03.15)
- 夜の南富山駅 服部一人(2025.03.02)
- 富山地方鉄道 寺田駅 服部一人(2025.02.18)
- 万葉線を訪ねる 服部一人(2025.02.05)
« LongDistance ○○○ 月夜の晩に・・・ ○○○ 梅村貴子 | トップページ | 駅前のねこ-1 いつも一緒 深川俊一郎 »
コメント