品川リバイバル 高輪橋架道橋Vol.1 太和田光一郎
再開発で激変し続けている品川-田町間ですが、今回は昔のままで残っている高輪橋架道橋をご紹介いたします。すっかり有名になったこの地下道は、
『タクシーの提灯殺し』との異名を持つ、天井の低さではトップクラスの東京の新名所です。
先日、東京モノレールの撮影に行く時、朝8時過ぎに通ったんですが、往来の多さにビックリ。その殆どがビジネスマンで、海側にあるオフィスに向かっているのでしょう。しかし、これだけ利用されている地下道ですが、近い将来、廃止されるそうです。
また一つ、品川の思い出が消えてゆきます。
撮影:2017.7.11 Nikon Df 14-24mm F2.8 RF500mm F8
ふと脇の側溝へ目をやると、何やら動くものを発見!レンズを付け替えて覗いてみると、小さなカニが何匹もいて海が近いことを実感する。(写真左)
以前、この地下道の途中には、品川客車区の構内(札の辻群線)へ出ることができた階段が存在した。(写真右下)
私がこの地下道を知ったのは、1973年小5の時、クラスメイトのS君と初めて品川客車区へ撮影に来たときだった。
よく見ると、階段には『子供は入ってはいけません』とペンキで書かれていたが、我慢できず恐る恐る上にあがって見ると、憧れの20系ブルートレインが何本も眼前に止まっていて、えらく興奮したことを昨日のことのように思い出す。
それから4年後、思い出の階段を記録した写真が残っている。日の当たっているところは、あとで焼き込もうと考えながらシャッターを切ったことを覚えている。
この階段を上がったことのある方は大勢いらっしゃると思うが、写真を撮っている方は数少ないことだろう。
その後、二つ目の階段が新設されたが、しばらくして二ヶ所とも閉鎖され、現在に至っている。 (写真上の階段には、数年前からパスワードロック式ドアが設置されている)
撮影:1977.8.1 Canon EF FD55mm F1.2 トライX Vol.1030
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