列車のこない駅 服部一人
アフリカ中部の内陸国にマラウイという国がある。といっても、ほとんどの日本人にとってはまったく馴染みもなく、知名度も低い。周辺を大きな国に囲まれた弱小国といっていいだろう。
このマラウイでは鉄道はほとんど機能していない。隣国であるザンビア、港があるモザンビークと線路はつながっているのだが、旅客営業はなく、貨物列車もたまにしか走らない。廃止になったというわけではないようだが、鉄路はすっかり錆びつき、ところどころで砂に埋もれている。線路は沿線の村の住民にとってはただの生活道路になっている。
この駅もかつて旅客列車が走っていた時期もあった。今では列車のくる気配はまったくなく、駅舎は学校の教室として転用されていた。
FUJI X-T2 Fujinon XF35/2, FUJI X-100F Fujinon XF23/2 VOL. 1028
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