只見線がくれたもの-2017霜月 深川俊一郎
最低気温が一桁になれば、深い香りと共に木々が色づきます。
山の端に沿うように陽が低く流れてゆくと、山里はやがて柔らかな陰影に包まれてゆくのです。
初霜の頃
涼しさと寒さの境目のような朝だった。
朝陽はまっすぐに、そして清々しく目に飛び込んでくる。
只見線 入広瀬-上条 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*
秋涼
視界の奥で川面が揺れている。
芳しい秋の風が木々を優しく揺らしていた。
只見線 大白川-柿ノ木 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*
彩色の峠道
陰影が彩色の木々を飲み込んでゆく。
秋の陽は目に見えるほどの速さで傾いてゆく。
只見線 田子倉-大白川 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
(区間は旧駅名を含めて表記しています)
Vol.1037
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