DR 服部一人
DRはDeutsche Reichsbahn、ドイツ国鉄の意味である。これは冷戦下にあって、ドイツがまだ東西の2つの国に分かれて存在していた時代の東ドイツ側の鉄道のことである。
僕
が好きで訪ねるドイツのナローゲージ蒸気鉄道の多くが旧東ドイツ側の地域にあって、かつてはこのDRとして運行されていた。これらの鉄道は民営化され、現
在は観光客相手の保存鉄道として生き残っている。そこで走っている車両の中にはかつての所属である「DR」の文字をつけたままのものがある。
車両のオリジナリティを尊重しているためだと思われるが、廃車同然になってうち捨てられた車両の中にもDRの文字を見かけることもある。
DR
時代の末期、1980年代後半に少しだけ東ドイツを鉄道旅行したことがある。西側から来ると東ドイツ側は地味でやや暗く、駅や車両も西側に比べると質素で
少し重々しく感じられた。すでにDRが消滅してから25年以上たつが、いまでもDRの文字を見かけるとあの頃の東側のことを思い出して、少しばかり懐かし
くなる。
レスニッツグルント鉄道
CANON EOS 5DMkⅡ, 60D, EF70-200/4L IS, Makro-Planar50/2, Distagon35/2
VOL.1071
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