遥かなる旅愁-北への想い① 深川俊一郎
寒さが極まってくると、北への想いも募ります。
風と気温と湿度が織りなす舞台は、孤独に走る列車たちを際立たせています。
きらめきの森
粉砂糖をまぶしたような木々が甘い光を放つ。
きらめく森に小さな列車の足音が響いてきた。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
雪あそび
列車が去って静寂が訪れると、線路端にもささやかな楽しいひとときが訪れる。
行ったり来たり深い雪に足を取られながら、かくれんぼをしているかのよう。
石勝線 トマム-新得 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
雪煙たなびく
滑るようなスピードで列車が通り抜ける。
パウダーのような雪煙が、スローモーションで舞っていた。
石勝線 トマム-新得 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
深閑の森
雲の流れが速い。
明暗が繰り返し訪れて、そのうち雪になるのだろう。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
Vol.1080
« リスボンメトロ オリエンテ駅にて 服部一人 | トップページ | 東海道新幹線ランドスケープ 180221 太和田光一郎 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 遅い秋-小湊鐵道2024 深川俊一郎(2024.11.09)
- 路面電車紀行-処暑の熊本市電2024 深川俊一郎(2024.10.27)
- 路面電車紀行-変わりゆく広島電鉄2024 深川俊一郎(2024.10.15)
- 暑すぎる夏-三岐鉄道北勢線2024③ 深川俊一郎(2024.10.03)
- とけそうな夏-小湊鐵道2024② 深川俊一郎(2024.09.21)
« リスボンメトロ オリエンテ駅にて 服部一人 | トップページ | 東海道新幹線ランドスケープ 180221 太和田光一郎 »
コメント