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2018年7月18日 (水)

40年来の相棒 SEIKO鉄道時計  太和田光一郎

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1976年の秋、鉄道写真の撮り方が詳しく書かれた、少年ファン待望の参考書 『たのしい鉄道写真の撮り方』 (廣田尚敬著)が刊行され、当時、何度も読み返して勉強したものだった。

その中に、廣田さんご自身も愛用しているというSEIKO鉄道時計のことが紹介されていた。鉄道マンが使っている懐中時計と同じもので、運転台には時計に合わせた窪みが作られているのは、みなさんご存じのとおり。

Img040k_それから2年後、父親のお古の自動巻きの腕時計が壊れ、高校入学のお祝いという名目で、憧れの鉄道時計を母親に買ってもらった。

もう気分は国鉄マン。以来、40年間、すべての撮影に携帯。今までに、何度、誤って落としたかしれないが、撮影中、止まってしまうような致命的な故障は一度もなく、常に正確に時を刻んでくれた。私にとって心から信頼している相棒であり、生涯、手放せない撮影アイテムだ。

型番は、7550-0010 ACRP。  シリアルナンバーは、 881103。私にとって、鉄道写真の記念日である11月3日、しかも10年後である末広がりの1988年である。正にラッキーナンバーだ。この時、もしかしたらこの時計は、一生涯、使い続けることになるかも知れないと感じていた…。

1976年、初のクオーツの鉄道時計が発売され、私が愛用しているのは、2年後の1978年、改良されたクオーツの二世代目のもの。当時、ゼンマイ式もまだ販売されていた。

ケース素材は真鍮製のため、ご覧のとおり無数のキズが・・・。40年間の年輪だ。途中からケースがステンレス製に変更されたので、今ではこんなにキズが付くこともないだろう。

その後もクオーツメカは改良を重ね、小型化されてきた。そのため二代目のケースは互換性がなく、関連パーツのほとんどが払底しており、竜頭の軸と取り付けリングの可動部の磨耗による修理などは、いつも船橋の老舗時計店M堂に依頼している。(写真上)

以前、国鉄マンを撮影していた頃、佐倉機関区で見つけた木製ケースに入った点呼用の少し大きい鉄道時計。撮影:1987年5月5日(写真左上)

グループ レイル・オン『とっておきの切符・3』の展示写真用に佐倉機関区に再訪し特写。種明かしをしてしまうと、この写真で時刻を合わせているのは私自身で、口にくわえたレリーズでシャッターを切っている。

しかし、時計ケースはそのままだったが、6年前に撮影した大きい鉄道時計は、残念なことに故障してしまったそうで、現行のクオーツ時計に替わっていた…。 

撮影:1992年3月21日(写真下) 日本カメラ 1992年10月号より

Nikon Df マイクロ60mm F2.8 PC85mm F2.8   Canon F-1 FD50mm F3.5 トライX   Vol.1130

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