京都新聞本社地下の軌道(跡) 服部一人
毎年4、5月に京都でKYOTOGRAPHYという大規模な写真フェスティバルがおこなわれる。写真展そのものも魅力的だが、およそギャラリーとはかけ離れた奇抜な会場を展示場所として使うという、もうひとつの見どころがある。
今年も京都らしい町家やお寺などの他に、卸売市場のもう使われていない冷蔵倉庫とか屋外の壁面など、ユニークな場所がいくつもあった。その中でひときわインパクトがあったのが、この烏丸にある京都新聞本社地下の元印刷工場である。
地下2階と1階部分をブチ抜きにして、現役時代は巨大な輪転機がうなりを上げて回っていたようだ。現在は印刷工場は郊外に移転し、ここはがらんどうとなって通常は公開されていない。
コンクリートの重々しい壁や鉄骨がむき出しになった無骨な黒い空間に、色鮮やかな大型カラープリントが展示され、そこだけライトが当たっている。その展示方法も斬新で目を引いたが、僕がとりわけ気になったのはこの軌道状のモノレールだ。
工場内にくまなく設置され、ポイントや待避線もある。レールが1本ではあるものの、これは明らかに軌道ではないか。会場の一部に実際に工場だった頃の写真と説明が飾られていて、それによると印刷用紙の巨大なロールを運ぶトロッコのようなものだったらしい。京都の町の中心に、地下深くこんな軌道があったとは!! 1台くらいトロッコが置いてないかと探してみたが、残念ながら見つけることはできなかった。
FUJI X-100F XF23/2 VOL.1132
« LongDistance *** 夏夕光 < 秋田臨海鉄道 >*** 梅村貴子 | トップページ | パステルカラーの夏-四日市あすなろう鉄道 深川俊一郎 »
「服部一人」カテゴリの記事
- 阪急宝塚線 服部天神 服部一人(2025.12.09)
- 広田尚敬さん、卒寿お誕生日会&撮影会 服部一人(2025.11.27)
- 夜の鉄道博物館 1階 服部一人(2025.11.15)
- 夜の鉄道博物館 2階から 服部一人(2025.11.02)
- 近江鉄道 日野駅 服部一人(2025.10.21)
« LongDistance *** 夏夕光 < 秋田臨海鉄道 >*** 梅村貴子 | トップページ | パステルカラーの夏-四日市あすなろう鉄道 深川俊一郎 »






コメント