駅のたたずまい 14 アントワープ中央駅 ベルギー 服部一人
ヨーロッパの大都市の駅はだいたい立派な建物が多いのだが、このアントワープ中央駅は、その中でも特にすばらしい。外観も荘厳な感じだが、駅舎内部で高い天井を見上げていると、凝った装飾と重厚な作りで大聖堂の中にいるような気分だ。
中央駅といえば、昔は東京の上野駅のように行き止まり式のホームが主流だったが、これだと運行上の支障があるので、建て替えや改装の時に通過式のホームを増設することがしばしばある。このアントワープ中央駅も同様で、現在は地下を含む3層構造のホームになっている。改装の際にも古い駅舎の一部を残してあるので、往時のターミナル駅の華やかさを今も感じることができる。
地上にあるホームはがっしりした鉄骨の大屋根に覆われている。↑
地下にもホームがあり、こちらは通過式になっている。吹き抜けで地下ホームも明るい。↓
今月なかばからの写真展では、このアントワープ中央駅など、欧州各国の駅のスナップショットを発表します。ぜひ、みなさまお越しください。
「駅・雑踏・トラム」 服部一人 作品展
2019年1月18日(金)〜1月31日(木) 会期中無休
11:00〜19:00
ソニーイメージングギャラリー銀座
104-0061
東京都中央区銀座5−8−1 銀座プレイス6階
(銀座4丁目交差点 日産自動車のショールームのあるビルです。)
TEL.03-3571-7606
https://www.sony.co.jp/united/imaging/gallery/detail/190118/
FUJI X-T2, X100F, XF23/2, 35/2, 10-24/4 VOL.1193
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写真展開催おめでとうございます。私もこれから海外に行く機会が増えそうでとても興味あります。関西で巡回展されますか。ご盛況お祈り申し上げます。
投稿: 下田コーイチ | 2019年1月 7日 (月) 22時33分
下田さん、こんにちは。
今のところ、関西に巡回する予定がなくてすみません。会場の様子、出品作品などは、随時このブログで発表しようと思ってます。
今回は鉄道を被写体にしてますが、内容としては旅のスナップショットといった感じです。欧州は街並みや駅など歴史のある古いものが多いので写真の背景としては絵になります。
投稿: ハットリ | 2019年1月10日 (木) 12時07分