「Rail-On 謹賀新年号 3号車」 深川俊一郎
本年もよろしくお付き合いいただきたく、お願い申し上げます。
平成最後の新年にあたり、この30年間を振り返ったとき、地域や風情、路線に車輌、そして機材・感材と、自分の作品づくりに関わる環境がゆっくりと、そして大きく変わってきたことを実感しています。
そして最近では北海道や只見線の他にも、各地の市電や小さな鉄道に、ささやかな魅力を発見しています。
時には後ろ向きといわれそうですが、「懐かしい」「残したい」「伝えたい」光景を発信するスタイルは不変です。
6×6・フィルムの撮影スタイルも、自分を虐待しているのではないかとさえ思う時がありますが、今のところこちらも不変です。
それでは、本年の一作目。ささやかな煙を残して去ってゆく釧網本線の一コマです。
いつかの道
この地を初めて訪れたのはもう40年も前。ゆるやかにカーブして湿原の中に隠れてゆくレールに何とも言えない哀愁を感じたものだ。
その時も客車列車の去り行くうしろ姿を撮った。そして年月を経てもレールは変わらずにそこにある。
釧網本線 細岡-釧路湿原 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
Vol.1190
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