Df散歩 190303 太和田光一郎
今回のDf散歩は、『レンズ手持ち』で撮った写真をご紹介いたします。
はて、レンズ手持ちって何?と、ほとんどの方が思われたのではないでしょうか。
これは、マウントの異なる他社のレンズを手で持って撮ることを言っているのですが、私が名付け親になるのかもしれません。
通常は、みなさんご存知のように、フランジバックの関係でNikonにCanonのFDレンズは使えません。しかし、無限にピンがこなくても、至近からある程度の距離までの撮影は可能です。
そこで、黒いゴム引きの作業用手袋をして、遮光しながらレンズの角度を微妙に変え、アオリを効かせて…と、大判カメラさながらの技法で撮影しています。
昼下がりの東京メトロ東西線の車内です。昨年、11月30日UPのDf散歩同様、座席に座ったままでの撮影でトリム不可という自分自身への課題付き。(写真上)
しかし、ちょっと油断して光軸からずれると、ご覧のとおりケラレてしまいます。でも、周辺の落ちがいい感じ。(写真3枚目)
今回使用したFDレンズは、昨年末にオークションで購入。程度が極上、あまりに安価だったので、同じ玉を持っているにもかかわらず、衝動買いしてしまいました。(100mmはこれで3本目、もはやFD病です)
このレンズは、絞りリングのロックボタンがクロームメッキの1973年に発売された、後玉の周辺の乱反射防止の植毛もまだ施されていない、かなり初期のタイプです。
あこがれの廣田尚敬さんが、この時期のレンズを使用してコダクロームⅡで最後のSLを撮影されているんですね。
撮影:2019.2.13 Nikon Df FD100mm F2.8S.S.C Vol.1211
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