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実に7年ぶりに出雲国への出張が入りました。今回は、カメラバックに忍ばせてきた24-70mmのバックアップ用レンズ『ニッコール50mm F1.8』の描写テストを、仕事の合間に行いました。その中から、何枚かをご覧頂きたいと思います。すべて絞りは開放、ノートリです。(2枚目の写真のみ、歪みを補正)
JR直江駅に残るホームの木製ベンチ。素直なボケ味がいい感じ。
地元の中学生だろうか、このベンチに腰掛け楽しそうにおしゃべりしていると、たらこ色のキハ47が入線してきた。
今回の出張は、行きに大阪で用事を済ませた後、岡山からやくも号で出雲市に入った。 車内で撮った、まるで太陽を入れ込んだような画面だが、フレアも気にならない見事な描写だ。
途中のJR倉敷駅のホームは、なまこ壁をあしらったおしゃれなデザインだ。
サンライズ出雲が長旅を終えて、JR出雲市駅に入線してきた。マクロレンズのように、歪曲収差が良好に補正されていてありがたい。
帰りは、出雲空港より飛び発つ。離陸してすぐに松江の市街地の素敵な夜景に息を呑む。非球面レンズを一枚使用しているためか、周辺まで驚くほどシャープだ。
撮影:2019.7.20-21 Nikon D5 AF-S 50mm F1.8G (SE) Vol.1259
これだけ長い梅雨空の下にいると、さすがに気分が沈んできます。
暦は進んでも季節は足踏みし、気ばかり焦るこの頃です。
この記事が公開される頃には梅雨が明けていることを願って・・・
恋しい青空
蝉も向日葵もじっと耐えている
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
見えない夏
夏はどこへ行ったの
小湊鉄道 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
寂しいトロッコ
楽しいはずのトロッコもどこか寂しげ
小湊鉄道 上総久保-高滝 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*
まちぼうけ
キミはここでいつまで待っているの
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
Vol.1258
シャルロアはベルギー南部の工業都市。首都ブリュッセルから急行列車なら1時間くらいの距離だ。人口20万人ほどの都市だが、この町にもトラムが走っている。路線数4つ、総延長33キロあまりの比較的小規模なものだが、ここはかつてのビシナル(*)の路線の一部を踏襲しており、そのためか軌間は1000ミリのナローゲージとなっている。
(*)ビシナルとはかつてベルギー全土に路線を持っていたメーターゲージの鉄道網。都市部ではトラムとして路面を走り、郊外に出るとインターアーバンとして近郊の町や村を結んでいた。全盛時には4,800キロを超える路線があり、当時のベルギー国鉄をしのぐほどの総延長だった。市街地は電化されトラムが走り、郊外には非電化区間がありディーゼルカーも走っていた。現在ではごく一部を除き、ほとんどが廃止されている。
Fuji X-T2, X100f XF23, 35, 50 VOL.1257
先日、仕事でニッコール85mm F1.8の描写をテストする機会があり、さっそく東京の鉄道を撮影。その中から、何枚かをご覧頂きたいと思います。すべて絞り開放、ノートリです。
出張で新函館北斗行きの『はやぶさ号』に乗り込む前に、印象的なE5のノーズ部分を切り取る。(東北新幹線 東京駅)
写真は思いっきりの良さが大切だ。ブレることを心配していたら、本当にブレてしまう。(東京メトロ 日本橋駅)
ユニークな中央線のエスカレーターを1/5secでブラす。(JR東京駅)
近々、設置される待望のホームドア。取り付け部の蓋にピントを置いたが、とにかくシャープ。欲をいうと、AF速度がもう少し早いとありがたい。(東京メトロ東西線 日本橋駅)
手前のボケ味も素晴しい。が、色収差が少し気になるところ。今後、EDレンズを使用した小型軽量のF1.8を期待したい。(JR山手線 東京-神田間)
撮影:2019.7.5-6 Nikon D5 AF-S 85mm F1.8G Vol.1255
北海道の旅の起点、函館を出発し、最初のハイライトがここ、大沼国定公園です。
その中心である駒ヶ岳は、見る方向で姿を変え、変化に富んだ表情が楽しめるのです。
駿足
残雪眩しい裾野を軽やかに走ってゆく。
高速カーブは、振子式キハ281の本領発揮だ。
函館本線 東山-姫川 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*
残雪眩し
駒ヶ岳の東側を走る通称渡島支線は、普段は特急が走らない静かな線だ。
この方向からだと、見慣れた姿とは少し違う重厚な装いが楽しめる。
函館本線 渡島砂原-掛澗 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
蝦夷富士遠望
振り返れば内浦湾のはるか向こうに羊蹄山がそびえていた。
澄みきった早春の空気は遠近感も歪めてしまう。
函館本線 渡島砂原-掛澗 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*
静かな湖畔
大沼トンネルを抜ければ車窓右手に小沼が広がり、その向こうに秀峰、駒ヶ岳が現れる。
走る列車は変われど、車窓のハイライトはいつまでも変わらない。
函館本線 仁山-大沼 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
Vol.1254
フランスは欧州の中では比較的早くにトラムを廃止してしまい、都市交通の主役はバスとメトロになっていたが、昨今はエコロジーとバリアフリーの観点から各地でトラムが復活している。欧州の大きな都市にはたいてい交通博物館があり、古いトラムやバスなどを保存している。昨年パリを訪れた折、ここにも交通博物館があると知って出かけてみた。
博物館は今は使われていない古い車庫を利用したもので、往時の電車やバスが美しいコンディションで保存されている。僕はバスと電車では、とうぜん電車の方が好きなのだが、今回見学して強く感じたことは 「古いバスもいいもんだなぁ」 ということであった。電車であれバスであれ、昔のものはきれいだなぁと思った。特にバスの丸みのある車体はなんとも言えずレトロでいい雰囲気である。
左側の重厚な電車は1927年製の地下鉄
こちらは1896年製のスチームトラム
こちら、詳細は不明ながら圧縮空気で動くトラムらしい。(1879年製)
手前の軌道自転車は1940年製で軌道に潤滑油を塗るための工事車両だったらしい。説明によれば急曲線の通過を円滑にするためにレールの内側に塗布したということらしい。
Musée des transports urbains France
フランス都市交通博物館 ガイドとアクセス
博物館はパリ近郊のChellesの町にある。パリ市内からだと近郊電車のRERのE線でGare de Magenta駅から約25分、またはSNCFフランス国鉄P線でパリ東駅(Gare de l’Est)から15分くらい。下車駅はChelles – Gournay駅。駅からは歩いても行けないことはないが約1キロくらい。駅前からバス便がある。113番のバスでDispensaire下車。開館は4月から10月までの毎月第3土曜日のみと少ない。(10−18時)ほかに年に数回のイベントデーにも開館する。入場料5ユーロ。ウエブサイトはこちら→https://amtuir.org/
この日は「ヨーロッパ文化遺産デー」という記念日にちなんで開かれたイベントの日だったので、最寄りの駅前から会場までこんな素敵なバスが送迎用に使われた。ちなみに無料! このバスは1955年製のパリ市内を走っていたバス。動態保存されていてエンジン音も振動も昔懐かしいバスの味わい。
Fuji X-T2, X100f, XF10-23, 23, 35 VOL.1253
3つ前の記事でくしろ湿原ノロッコ号が川湯温泉まで運行したことを書きました。
さて、今回は「 HAPPY BIRTHDAY !!! 」
平成元年6月24日に運行開始され今年は30周年です。お誕生日となりましたので、「また釧路に行ったんですかい ?!!」と言われそうな頻度となりましたが、行って来ちゃいました。なんだか出かけてばっかりだわ、いいのかしら・・・。
お誕生日前は雨降りと曇り空
お誕生日当日!!
釧路駅で駅長さんたちのお見送りを受け
その後は久しぶりに夢ケ丘展望台に登り(やっとこさっとこ)
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HAPPY BIRHTYDAY 30
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この日に乗車した目的の一つは、午前便の釧路駅からの乗車でお誕生日記念品が頂けると言うこと。
JR北海道のヘッドマークマスキングテープを頂きました。ありがとうーーー。
JR北海道 釧網本線 くしろ湿原ノロッコ号
Sony α7R3・α7lll / FE16-35mm F4・ FE24-105mm F4・FE70-200mm F4 (クロップ有)
Vol.1252 (Thanks326氏)
先日、またしても元同僚のお見舞いに行くことになり、前回と同様、 帰り道にスナップした写真をご紹介したい。
足立区の古千谷に住むNさん宅へ伺うため、竹ノ塚で下車。高架工事を横目に、ちょうどやって来たバスに飛び乗った。
思いのほかお元気だったので一安心。見沼代親水公園駅が近いので、帰りは日暮里・舎人ライナーの片道330円のプチ旅を楽しむことに。
お恥ずかしい話だが、開業してから10年以上経つのに乗るのも撮るのも初めて。ゴムタイヤを履いた車両は、小ぶりで車内はバスのよう。
無人運行システムの先頭車は、運転台がないので一番前は特等席だ。終点の日暮里まで、至福の20分間のプチ旅だった。
くねくねと曲がる軌道は、まるでジェットコースターのよう(写真上)
車両はガードレイルに誘導されて進む((写真右上)
分岐器の形がユニークだ。(写真左上)
① 足立小台-熊野前間
② 西日暮里-日暮里間
③ 〃
都営 日暮里・舎人ライナー 撮影:2019.6.21 Nikon Df 300mm F4PF Vol.1251
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