只見線がくれたもの-2019神無月 深川俊一郎
季節が一進一退を繰り返し、「異常な」という形容動詞が多用されるこの頃です。
それでも冷たい朝霧に包まれていると、着実に秋が深まってゆくのを肌で感じます。
夢の続き
深い朝霧の奥に、赤いシグナルが瞬きだした。
眠気まなこには、まるで夢の続きのように見える。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*
薄黄色のホーム
夜が明けてみれば、田んぼはすっかり薄黄色に染まっていた。
朝霧の向こうから、列車のタイフォーンが微かに聞こえてきた。
只見線 若宮 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*
お出迎え
一日一回の通学列車が到着した。
クロちゃんはいつもどこかでさりげなく出迎えている。
只見線 会津坂下 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
Vol.1290
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