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フォッサマグナの西の縁、糸魚川ー静岡構造線の険しい道を、大糸線はゆっくりと辿ってゆきます。
そこに10年前の2010年まで、旧国鉄キハ52の最後の3両が走っていました。
山岳・豪雪地帯用の2エンジン車。現役で本来の活躍の場としては、最後の舞台でした。(その後他社に払い下げられた車輌が現在も走っていますが、ここでは触れません)
晩年は3両が歴代の3種類の塗装で、三様に走っていたのが愛らしく、今でも脳裏に焼き付いています。
五月晴れの光景
遠くから写真を撮りに来たことを逆に労ってくれた、とてもありがたかった五月晴れの日。
大糸線 北小谷-平岩 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100G
春の農村風景
絵にかいたらきっとこの通りになるだろうと思ってしまった、農村風景。
大糸線 根知-頸城大野 HASSELBLAD 500CM Planar CF 80mmF2.8 T* E100G
緑眩しく
深い谷間のトンネルから、前触れもなく顔を出す一瞬にドキドキする。
大糸線 中土-北小谷 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100G
涼風の駅
我先にとカメラに迫ってきた子供達。弟と妹はお兄ちゃんに一番を譲った。
大糸線 中土 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100G
Vol.1363
駅に進入するバス。バス停留所というより駅といったほうがふさわしいような立派な施設。
駅はモノレールやゆりかもめに近い感じ。
見た目はまったくバスだけれど、法律上は軌道法による「鉄道」というのがガイドウェイバスである。
BRTと同じく専用道路を走る点でよく似ているが、あちらは道路交通法などによる書類上もバス、こちらはカテゴリーとしては鉄道である。扱いとしては路面電車のようなものである。
その違いはガイドウェイにある。専用道路上を走るときにはガイドウェイに従って走るので基本的にハンドル操作がいらない。確かに鉄道と似ている。
というわけで実際に乗ってみた。
こちらがガイドウェイバス。車輪の横にガイド用の案内装置がついている。このローラー状のものがガイドウェイをトレースする。そしてこの装置はハンドルと連動していて前輪の向きを変える。
名古屋のガイドウェイバスは一般道も走るため、その際はこの装置は格納される。
見た目はまったくバスで乗り心地もバスそのものだが、軌道法なので、書類上は「気動車」で全般検査もある。さらに車検もある。
こちらが専用道路。全線高架で立派なもの。ここをたった1両編成のバスが走るだけというのは施設設備が大げさすぎて、少しもったいない気もする。
FUJI X-T3, XF16-55/2.8 VOL.1362
家に閉じこもって過去のフィルムを見返しています。
私のブログのペースは、季節感を大切に、なるべくタイムリーに近作をご覧いただくようにしています。(とはいうものの、撮影・現像・スキャンのタイムラグはあるのですが・・・)
もちろん日記を綴っているわけではないので、テーマやストーリーによって新旧入り混じることは多々あるのですが、明らかな旧作をあえてご覧いただくのは、何かにこじつけた(例えば廃止○○周年等)タイミングが欲しいところです。
そこで外出自粛のこの機会に、少しばかりの旧作をご覧いただこうと思います。
日課
片隅のレールにも、ひっそりと時間が流れている。
鹿島鉄道 桃浦 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KR
緑風の駅
古びた額縁のような改札口の向こうに、緑色の風がそよいでいた。
鹿島鉄道 桃浦 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KR
東京から100㎞圏内に、そんな小さな鉄道があることを知ったのは、大学3年の頃、クラブの小旅行で車で通りかかった時だったと記憶しています。
当時私は北海道を撮り歩いていましたから、その時は撮影する気もなく、ただ何となく眺めているだけだったかもしれません。
まもなく社会人になって、なかなか遠出ができない環境の中、ふと思い出しました。少し寂しげで、何ともいえない風情のある小さな鉄道のことを。鹿島鉄道という名も、その時改めて認識しました。昭和61年のことです。
それから数年、思い立っては訪れる日々が続きます。特に霞ケ浦に沈む夕日が印象的なので、秋冬の空が澄んだ日や、野辺に梅や桜が咲く暖かな春によく通いました。
一番最初に撮影したのが、新入社員研修が終わった、ちょうど今頃。緑がさわやかだった5月です。今見返すと、他にこの季節の写真はほとんどなく、最初の出会いの新鮮な印象が今でも心に刻まれているのです。
あの日の笑顔
少し汗ばむ陽気が心地よかった、小さな駅の記憶。
鹿島鉄道 玉造町 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8 KR
またあした
もう二度と会わないかもしれないのに、またあした会いそうな気がする。
鹿島鉄道 玉造町 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8 KR
五月のかぜ
築堤を渡る風に、ざわざわと草木が踊っていた。
鹿島鉄道 玉造町-榎本 minolta XD MC W.ROKKOR 24mmF2.8 KR
Vol.1359
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