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夏が来れば旅に出たくなります。暑さは少し苦手ですが、記憶の彼方にスッと入り込んでくる匂いに誘われるのです。
あの夏の日に、昔の色の小さな気動車が、夏の野山をゆっくりと駆けてゆきました。
雨上がりの雨飾山
青々しい雨の匂いが残る夏の朝。
大糸線 頸城大野-姫川 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* E100G
いつかの道
どこまでも歩いていきたくなる夏の道。
大糸線 北小谷-平岩 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100G
姫川清冽
蛇行する姫川が薄暮のジオパークに飲まれてゆく。
大糸線 小滝-根知 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100G
宵闇迫る
群青色に塗りつぶされた宵闇の入り口。
大糸線 小滝-根知 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* E100G(+1)
Vol.1375
リビングストーンには屋外の鉄道博物館がある。駅から南に徒歩10分程度、かつて機関庫だったところが今は博物館になっている。まぁ、率直なところ野ざらしに近い状態なのだけれど、それでもガーラットをはじめとする大型の蒸気機関車が何両も展示してあって、近づいてみると、やはりその大きさに圧倒される。これが日本と同じ1067ミリゲージというのも不思議な気がする。日本でD51を間近で見ることに比べると明らかにふた回りくらい大きい。
実はここには25年くらい前に1度来たことがある。その時の写真を見ると、さして博物館の雰囲気は変わらない。当時から野ざらしの展示だった。でも車両の塗装はしているようだ。
FUJI X-T2, X-100F, XF16-55/2.8, XF23/2 VOL.1374
5月9日の記事で、在りし日の鹿島鉄道をご覧いただきましたが、その続編です。
霞ヶ浦に沈む夕日が少し寂しげで、印象的だった小さな鉄道。
空気が澄んでいた冬の日の小さな出会い。
西日の少年
木枯らしに吹かれながら、元気に走り回る少年がいた。
鹿島鉄道 桃浦-八木蒔 ROLLEIFLEX V Tessar 75mmF3.5 T EPP
夕照
鮮烈な夕日に、一瞬の出会いがあった。
鹿島鉄道 桃浦-八木蒔 ROLLEIFLEX V Tessar 75mmF3.5 T EPP
小さな影絵
今日一日が西の空に吸い込まれてゆく。
鹿島鉄道 桃浦-八木蒔 ROLLEIFLEX V Tessar 75mmF3.5 T EPP
Vol.1371
多くの方々にご覧いただきまして、おかげさまで8周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。少し過去を振り返りますに、自分の投稿はやはり一番好きな汽車やローカル線、トラムがたびたび登場します。今回も8周年記念ということで、アフリカの蒸気機関車を取り上げます。お付き合いください。
少し前にアフリカ中央部のザンビアの国境の町、リビングストーンに行って汽車を見てきた。リビングストーンは世界三大瀑布、ビクトリアフォールズの滝で知られる世界的な観光地だ。
多くの人が観光に訪れるここにはアトラクションとして蒸気機関車の列車が運行されている。運転区間はごく短いものの、古き良き時代を模した客車を牽引する生きた蒸気機関車は貴重だ。運転はザンビア国鉄の線路を借りて、民間の旅行会社が企画したツアーという形を取っている。
この会社ではさらに大型のガーラットも現在整備中で、ゆくゆくは復活させたいと目論んでいるようだ。アフリカの雄大な自然を背景に巨大なガーラットが引く列車を見られる日が来るだろうか。
FUJI X-T2, XF16-55/2.8, EF70-200/4 VOL.1370
*** ありがとうの8周年 ***
まわりの全ての「ひと、もの、こと」「鉄道」に感謝です
と、今年も周年記事に同じフレーズを書くことが出来ました
あっという間の8年にも思えますし、記事を見返しますと撮影時からまとめアップに至るまで、それなりに悩んだ記憶もよみがえります。ここまでくじけずにやってこられたのは見てくださる皆様のおかげです、本当にありがとうございます。
これからも好きな色と路線を追いかけながら、皆様に楽しんで頂けて自分も満足のいくカットが掲載出来ますように「修行 宿題」を続けて参ります、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
今回の記事について…
ブログ開始の1本目に東欧の夕暮れ線路を載せたことにちなみ、また、好きに撮影に出かけることも難しいご時世から、遠い昔、遠いところで撮影したポジを引っ張り出してみました。
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_______ゴルナーグラート鉄道 ゴルナーグラート駅 (マッターホルン近く)
Part2 Fun tone
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モンタンヴェール鉄道 (シャモニー発の登山電車)
撮影はちょうど25年前!(四半世紀も経っていることに自分もビックリです)
今は亡き父が知り合いと行くツアーにお供した旅でした。
改めてフィルムを見返すと今のガシャガシャしゃかりきデジタル撮影とは少し違い、自分もこんな撮り方をしていたんだなぁ、と逆に新鮮に思えるポジ内容でした。
ガイドには全くならない自己満足カットばかりですがどうぞご容赦ください。
登場している遠足の子供達ももういい大人だなぁ。良い人生を送っていますように。
スイス ゴルナーグラート鉄道・フランス モンタンヴェール鉄道
1995年6月
Canon EOS1・EOS5 / 70-200mm 28-105mm FUJI RVP・RDPll
vol.1369
いつもレイル・オンブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。早いもので、当ブログも運行し始めてから8年の歳月が経ちました。その間、大きな事故もなく安全運行が出来たのも、みなさまに支えられていたからこそと、心から感謝しております。
最近は、毎回のように発車が遅延したり、あわや脱線かと思われることもありますが、皆さまに愛されるブログを目指し精進して参ります。これからもよろしくお願い申し上げます。
・・・シンメトリックな情景・・・
① 2020.1.9 東海道新幹線 東京-品川間
② 2017.9.9 〃 品川-新横浜間
③ 2019.6.2 〃 京都-米原間
④ 2019.8.10 〃 新横浜-小田原間
⑤ 2018.6.29 〃 新富士-三島間
⑥ 2019.8.10 〃 品川-新横浜間
⑦ 2019.5.5 〃 京都-新大阪間
⑧ 2020.5.27 〃 品川-新横浜間
⑨ 2017.9.9 〃 新横浜-小田原間
⑩ 2017.4.16 〃 米原-京都間
⑪ 2019.6.2 〃 京都-米原間
⑫ 2018.6.3 〃 小田原-新横浜間
Nikon D5 24-70mm F2.8 70-200mm F4 Vol.1368
いつもご覧いただきありがとございます。当ブログはこの6月で8年が経ち、9年目に入りました。
未だ経験したことのない環境下で、撮影活動も自粛しております。これを機会に、少しばかりの旧作をご覧いただいております。
終息の折には、徐々に撮り始めたいと思います。これからもお付き合いのほど、お願い申し上げます。
緑潤う
初めて訪れたのに、どこか懐かしかった山村風景。
この時に覚えた印象が、30年以上も通うようになった原点だった。
只見線 会津蒲生-只見 minolta XE MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 PKR
長い雨
畦道が長い雨で少しぬかるんでいた。
都会で感じるそれとは違い、恵みの雨なのだとぼんやり思った。
只見線 本名-会津越川 minolta XE MC ROKKOR 50mmF1.4 PKR
水辺の静寂
夕刻を待たずして山の端に陽が隠れてしまう。
影の部分に深みを感じた水の郷。
只見線 会津塩沢-会津蒲生 minolta XE MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 PKR
3月に只見線に新型車両が導入され、従来のキハ40が引退したようです。
すっかり定着していた白とグリーンの東北地域色ですが、私が只見線を初めて訪れた頃はまだ昭和の終わりで、キハ58が健在。塗装も国鉄時代のものでした。
ですから白とグリーンの塗装になった頃は、軽いショックだったのを覚えています。おそらく今回新車が入ってキハ40が引退したことが巷で惜しまれている感覚と、似ていたと思われます。
それはともかく、只見線を撮り始めて30年以上が経ち、当時は今ほど訪れる人も多くなかった中で、東京と現地で写真展を開催したり、写真集を出版したり、この地が純粋に好きな気持ちと多少の使命感で、通い、そして撮り続けてきました。
ここで今までの流れに一区切りつけ、発表する機会のなかったいくつかを何回かのシリーズでご覧いただきます。少し脈絡のない構成になりますが、物珍しさも含めて、この機会にお楽しみいただければと思います。
今回は初めて訪れたときの、眼前に繰り広げられる、奥深い山里の光景に軽い衝撃を受け、驚きを隠せなかった頃の一コマです。
通り雪
早い雨雲が去ると、向こうの山がいつの間にか冬支度をしていた。
昼は乗客が少ないので1両編成だった。
只見線 会津中川 minolta XE MC ROKKOR 50mmF1.4 PKM
錦秋輝く
山あいの陰影が深まってくると、季節が足早に駆けてゆく。
秋の光は懸命にその輝きを振りまいていた。
只見線 会津横田-会津大塩 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 PKR
去りゆく秋
季節がオーバーラップしたような山里の光景。
弱々しい残光は、次の季節に吸い込まれてゆく。
只見線 会津大塩-会津塩沢 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 PKR
Vol.1367
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