« 伊予鉄道 松山市内線   服部一人 | トップページ | TOKYO RAILWAY  201206  太和田光一郎 »

2020年12月 3日 (木)

路面電車紀行-古参勢揃いの広島電鉄①  深川俊一郎

11月23日は、現在の広島電鉄の路面電車が開業した日ということで、「ひろでんの日2020」が初めて開催されました。
目玉は古参の車両たちが勢揃いし、車庫の撮影会と貸し切り走行です。被爆電車として有名な653号をはじめ、101号(大正型レプリカ)、582号(元神戸市電)、602号(元西鉄)、238号(ドイツ製)など昭和初期の古参が一堂に会する企画です。
期待に胸膨らませて広島に入り、早起きして江波の車庫に向かうと、そこには更なるサプライズが待っていました。

20042
準備万端
新しい超低床車の向こうに見慣れない車両が出発準備を整えている。
広島電鉄 江波 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* E100

20042_20201202193701
助走
初めて見た156号は、ゆっくりと静かに走り始めた。
広島電鉄 舟入南-江波 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100

20043
最古参登場
小さな車体から存在感が溢れていた。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100

現存する最古の被爆車両、156号をこの目で見るのは初めてでした。大正14年製の国内でも最古参の車両。昭和46年引退、昭和62年に一度復活運転したものの、その後車庫で眠り続けていました。
実は戦後75年目というの節目の年に、水面下で復活に向けた整備が進んでいたようです。そしてこの日、予告なしの登場に沿道は大いに沸きました。
156号の江波出発を撮影した直後に、後続の電車で追いかけていると、途中で先にいた101号(大正型)と653号(被爆電車)も合流。何とあっぱれな車列が完成しました。
はやる気持ちを抑えながら電停を降り、全力疾走で車列を追いかけたのです!

200421
幻のパレード1
3方向にいた3車両が合流し、幻のパレードが急遽始まった。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100

200422
幻のパレード2
相生橋では朝陽がスポットライトのように眩しかった。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100

②へ続く
Vol.1427

« 伊予鉄道 松山市内線   服部一人 | トップページ | TOKYO RAILWAY  201206  太和田光一郎 »

深川俊一郎」カテゴリの記事

コメント

読み進みながら写真を拝見しているとワクワクが伝わってきます!

25‰さま
いつもご覧いただきありがとうございます。
車両そのものにこんなにワクワクするとは、私もすっかり路面電車にはまってしまいました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 伊予鉄道 松山市内線   服部一人 | トップページ | TOKYO RAILWAY  201206  太和田光一郎 »

最近のトラックバック

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31